ウォーキングの途中に見かける光景である。あちこちで、葱を栽培している。
これは連作が出来るのか、同じ場所に植えてある。だいたい30~50cmで刈り取られて、またその横から新しく若い、柔らかそうな葱が同じ背丈で伸びている。たぶん契約栽培をしているのであろう。一年を通してその緑が綺麗にそろっている。
暫く忙しい日が続きウォーキングを休んでいた。
葱畑の傍を通りかかって驚いた。
この前見た時に、少し太くなり過ぎているなあ、と思っていた葱畑には、葱坊主が一斉に頭を揃えている。
暖かくなって成長が著しい。もはや、食用にはならない。葱坊主は葱の花である。蜂がせっせと蜜を吸っている。
種を取るために、花を咲かせているのかしらと思ったが、近くにいた人に尋ねると、「多分刈り取る時期を失ってしまったのだろう」との事である。
農家の事情か、需要と供給の関係か分からないが、「これでは、もう、すきこんで土に混ぜるしかないなぁ・・」と話してくれた。せっかく広い畑に育てながら、こんな結末を迎える葱坊主もあるのだ。