HPの開花情報で、オオヤマレンゲの咲いたとの事で、再び花の寺金剛寺を訪れた。
花園に近づくにつれ花の香りが漂ってくる。とてもいい香りである。オオヤマレンゲの香りは、蕾がほのかに開き始めると、園内に満ちる。花との出会いとその香りに浸る暫くの時間が欲しく私は毎年この時期を楽しみにしている。
蕾はふっくらとして清楚な白い色をしている。
それが少し大きくなってくると、一番外の花びらが、薄いピンクになって開き始める頃から、芳香を放つ。
モクレン科の花であるが、モクレンのような香りでなく、甘く優しい香りがオオヤマレンゲの上品さをを演出しているようだ。
比較的高い山に咲くオオヤマレンゲが珍しくボタンの終わったあとも、この寺を訪れる人の後が絶たない。
今開花を始めたばかりなので、蕾を沢山つけた枝が目につく。
暫くは、この香りが、花園に満ちて訪れる人を待ってくれていることだろう。