「つつじが綺麗に咲いているから、今日は、歩くコース変えよう」
いつも一緒に歩いているNさんの提案で、団地の中のコースを変更して一つ北の大きい道を歩くことにした。
暫くは、いつもの道と同じ並木通りだったが、緩やかなカーブを抜けると、右前方にぱぁ~~っとピンクの色彩が広がった。
この左手の向こうには小学校や中学校がある。またこの花の土手の上には新しく出来た団地がある。
下の団地と上の団地が出来てから、学校の児童、生徒が次第に増え、今では市内で一番人数の多い学校になっている。
つつじの植え込みの根元には、青い色のニワゼキショウがびっしりと植えてある。
この植え込みは多分この団地を作った会社の計画だろうが、わが町にこんな見事なつつじの通りがあるのをはじめてしった。
めったにここは通らない道路なので、以前からあったのだろうが、私にとって新しく嬉しい発見である。
通学にここを通る子供たちや団地の人達の和みとなっているに違いない。
真正面から見ると一つのパートがこのようになっていて、連続模様が美しく目を楽しませてくれる。
また、こんな環境で綺麗なものを綺麗と感じる感性の子供たちが育って欲しいと願う。
Nさんとつつじの時期はこのコースにしようと話しながらここを後にした。