カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

紅葉の中を「ごろごろ水」汲み

2005年11月04日 | ☆ ふるさと・大和

洞川 御手洗渓谷のもみじ祭りは11月3日である。
「ごろごろ水を汲みに行くのはこの日を避けて出かけなければ、途中の車の混雑が大変だ。
山に入るまでの細い道での対交が苦手な私は、そう思い少し前に出かけた。


水汲み場の横の桜の木がすっかり紅葉していた。
桜の葉の紅葉は茶色に近いので、華やかではないが、晴れ渡った山間の空で秋にさよならする前の美しさだ好ましい。
思いっきり深呼吸したくなってくる。奥吉野の山の生気が、ここには満ちている。


沢山ある、水汲み口が、ほぼいっぱいで、順番を待って並ぶ人もいる。
幸い、友人が素早く空いた所を見つけて、16リットルのポリタンクを8個並べた。
汲んでいる人を見渡して、この写真の人が今日の、タンク並べ最高だ。
大阪ナンバーの、しかも、高級車で来ている。
車を覗くと、後部座席は勿論、助手席にも、防水シートを敷いている。きっとトランクもそうだろう。
たった一人で頑張ってるなぁと、友人と感心した。



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秋の夕日に照る山紅葉(やまもみじ)、

濃(こ)いも薄いも数ある中に、

松をいろどる楓(かえで)や蔦(つた)は、

山のふもとの裾模様(すそもよう)。


渓(たに)の流(ながれ)に散り浮く紅葉、

波にゆられて離れて寄って、

赤や黄色の色様々に、

水の上にも織る錦

唱歌 紅葉




山の紅葉は、裾模様でなくて、ストールのようだったが、『織る錦』そのものであった。
つい、小学唱歌を口ずさんでいた。


コメント (10)
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