マウスオン・電飾の下に入ると
和太鼓と太棹三味線、横笛という、「和の音の世界」に陶酔した時間の後。
谷町筋を阿部野橋に向かって歩いた。
この通りはもう人通りが少なく、車道を走る車だけが、やけに多く感じた。
しかし、コンサートの余韻に包まれながら、夜の大阪の歩道を一人歩くのもいいものだ。
阿部野橋駅で、特急券を買って座席の確保が出来たら、発車まで15分ある。
ふと、前の通りに目を走らせると、綺麗な電飾が目に飛び込んできた。
若い人達が、携帯で写真を撮っている。
このまま、電車に乗るてはない。
そう思うと同時に、バックからカメラを取り出した。前方からと、真下からの2枚だけ撮った。
街は、もうクリスマスムードである。若者の街だなぁと思いながら、車中の人となった。