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今回、所属する会の見学研修で訪れた、三重県菰野町のパラミタミュージアムで、「般若心経シリーズ」の作品を実際に見、大きな感銘を受けた。
「陶こそが般若心経を表現するにふさわしい」と創作に挑んだ作品の多くを鑑賞し、そのエネルギーと高い精神性に触れた思いであった。
(マウスオン)心経陶板
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陶芸についての深い知識のない私は、一つ一つの作品を観るというより、神秘的な感動と言うほかに表現がない。
池田氏は、般若心経作陶にあたってという文の中で、
『陶作品は土を固め、炎で焼き、そしていつかは砂にもどっていく。私ははじめてそこに宗教的な輪廻を感じた』
と記している。
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42体の地蔵の中から、2体をUPした。
どの地蔵像もユニークな顔である。
好きなのを選んだと言うより、人影の入らないのを選んだと言った方がいい。それでも、100人近くの参加者がそれぞれ熱心に鑑賞しているので、撮るのが難しい。
池田氏は『何故か仏の顔が日本的な顔でなく、インドやジャワ辺りの古仏に似てきたのに、自分でも驚いているものである。中国で生まれ、12歳の時の終戦まで、異国で暮らした経験が、どこかで作用したのだろうか』と『池田満寿夫の宗教観』の中で述べている。