河内の国・延命寺

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河内長野市の山間部にある延命寺は、「河内八景・紅葉山」と言われている。
そろそろ紅葉が始まっているだろうと思って出かけた。
しかし、一部分の紅葉だった。
山寺で暫く心静かな時を過ごせたのがこの日の喜びであった。
山門を入った。
そして山門のほうを振り返ったら、鮮やかな紅葉の楓が目に入った。


本堂の傍に座り込んで絵を描いている人が見える。
その人の目線の先には、秋明菊を足元にした石仏たちの姿がある。
苔むした石仏は秋の日差しの中で優しく立っていらっしゃる。


境内の片隅に咲いていた、ツワブキの黄色と秋明菊のピンクが、このお寺にいる時間を一層和ませてくれた。
６枚の写真で、延命寺の朝のひと時をちょっとストーリーにしてみた。