筏コンテストそっちのけ、浅瀬で生き生きと遊ぶ子供の姿に、幼い自分を思い出す。
そんな流れもものともしないで、夏の間中、川と遊んだものだった。
親も禁止しなかったし、勿論学校も、夏休みの川での遊びについては何も注意しなかった。
危険は、上級生が身をもって教えてくれた。
川で溺れたと聞くと、それはこの町の子でなく、他所から遊びに来た子だった。
川と共に育った川筋の子は、危険を察知する能力が小さい頃から身についていたのかもしれない。
この日はイベントのため、子供たちは好きな川遊びが出来た。
平素は遊泳は許されていない。
本来、昔のように自由に泳げる川になれば、プールよりもっと自然の中の楽しみが増えるであろうが、そこいいくまでには問題が多くあるのだろう。
川に来ると終日ここで遊んだ、幼い頃の事が懐かしい。