昨年行って綺麗だったと話していた、公民館活動のカラオケの先生に昨日の朝電話をかけた。
「もう咲いてるのかな。そしたら私の車で一緒に行こう。もう一度見たいから・・・」
いい話はすぐ決まる。
午後からどちらも時間があるので迎えに来てもらって出かけた。
昔ながらの民家の佇まいと花。
シルエットのような畝傍山を背景にした花。
本薬師寺跡の木立と花。
近代的な民家と畝傍山の前に広がる花。
折からの風に揺れる花。
「皆こっちを見てるようね。こんにちは!ホテイチャン」
先生は声に出して花と話しかけている。
・水葵(みずあおい)科。
・浮き草の一種。葉は卵形で、葉の
基部がふくれてきて浮き袋になる。
これを、布袋さん(七福神のひとつ)の
丸いおなかにたとえた。
布袋さん → 中国、唐代末期の禅僧。住まいを
定めず常に杖と日用品を入れた
大きな袋を背負って歩き、
吉凶や天候を占った。
額は狭く、腹は大きくふくれ、
半裸でちょっと変わった風体。
・花は紫色の美しいものだが、一日で咲き終わる。
・別名 「布袋草」(ほていそう)、
「ウォーターヒアシンス」。
と話題の合う友人が一緒にこれなかったのを残念だと話しながらいつまでも花の絨毯を眺めていた。