カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

洞川行者祭り

2008年08月04日 | ☆ ふるさと・大和



洞川行者祭は、大峯山の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が冤罪で島流しされ、無事に大峯山に戻った際に村民たちが熱狂的に祝い迎えた様子を鬼踊りで表す祭である。
毎年8月2日、3日に大峯山中唯一の奇祭として行われている。

ごろごろ水を年に何回か汲みに行っている洞川だが、この期間は大変な人出と聞いて敬遠してきたが、今年初めて、いい友達のご縁のお誘いで、3日4日とお泊りで、洞川へのお誘いを受けた。


車で通り過ぎるだけの旅館街だか、私たちが着いた3日は、もう祭りムード一色で賑わっていた。
旅館街の丁度中ほどの通りに面したTさんの生家が、この日にお世話になるお家だ。
「不動明王」の見事な書が、掲げられている部屋が、表通りに面している。



先ずは、2日分の食料を奥の部屋に運び入れる。
4人の女性と、この家の持ち主Tさんの1泊2日分の食材は、献立を考えく前日買い物をしてずいぶんお世話をかけたことに感謝する。
広い座敷で、修学旅行気分でわくわくしてくる。



今はここに住んでいないTさんに頼んで、この家の表を家守のようにして日頃店として借りている、おばさんの商品の中で、目立ったのは、行者さんのほら貝と、お尻につける毛皮で、洞川らしい品だと思った。



おばさん手作りの蕨餅を頂き美味しさに感激する。
お友達のY子さんは、拘りの香りの良いコーヒーを入れてくれる。
このときほっとした気分で、洞川の涼しいこと今更のように気が付く。



お向かいの旅館の階下だけでなく、2階のガラス戸を皆開け放している。温泉街のどの旅館の表が開放的で、涼しさをいっぱい受け入れているようだし、表のお出迎え木札には、各県の行者講の名前が書かれて、この温泉街の人数はどれくらい膨れ上がっているのだろうかと想像するのも楽しい。

全くクーラーなどを必要としないのが何よりも嬉しい。

薬王寺~最御崎寺
コメント (8)
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