カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

奈良国立博物館・特別展・西国三十三所

2008年08月13日 | ☆ ふるさと・大和



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豪雨を見つめていた西国三十三所展覧会の鑑賞の後
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8月1日から9月28日まで、奈良国立博物館で開催されている特別展・「「観音霊場の祈りと美」と題して西国三十三所の展覧会にお誘いいただいて、燈花会の期間にと昨日行って来た。

西国三十三所の巡拝は二巡している上、私の守り本尊は観音菩薩であることからとてもいい機会を得たことがありがたい日だった。
静かな荘厳な雰囲気の会場で、観音菩薩にそっと手を合わせながら、間近に拝観するいいひと時だった。
ふと気が付くと、異様な物音が館の屋根を打っている。
今度はよく耳を澄ますと、屋根を打つ激しい雨音なのだ。

階下の三十三所の素晴らしい写真展の鑑賞を終えて、庭の見える館外の深いひさしの休憩所に出ると、話す声も雨音に消されてしまうほどの降り方である。
閉館時間までに止まないと、あの豪雨の中に出なければならないと心配していたが、5時前に小雨になって、館内にいた人も次第に外に出て行った。

幸い展覧会を観ている時間の豪雨だったが、公園を歩いている時だったら、どうなっていたことやらと思う。

今日気象庁の奈良のデーターを見ると、昨日は1時間雨量が30mmと出ていたが、10分間で11,5mmの時間帯もあったようで、大きな建物の中にいることの安心感は確かにあった。

ボランテァの人に尋ねると、燈花会は予定どうり行われるとの事で、それまでに食事をと、志津香に行くと、いつもは行列のできるような時間帯だったが、大雨が人の足を止めたようで、1番目に席に付くことが出来た。
美味しい釜飯をご馳走になる。
帰りには、席待ちの人で玄関の外まで人がいて、雨もラッキー、食事もラッキーと話しながら、県庁に向かって歩く西の空も明るくなってきて、「全て良し」の燈花会の始まりとなった。


コメント (6)
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