8日に来た時より人出がかなり多いのは、お盆休みに入っているからだろう。
ここでは、人が多いので三脚を使わないようにとの注意をしていた。
|
他の会場では、燈の色が白の中に蝋燭の橙色で統一されているが、火の鳥のところでは、手塚治虫の火の鳥を演出しているため、蝋燭たての容器の色が違って配置されている。
後ろの方で「これ何?」という声がたびたび聞こえた。
一部を見ただけでは、「わぁ綺麗!」と感嘆するけれど、全体像が分からないくらいの大きさである。
確かに高い位置からでないと火の鳥の羽ばたく姿は分からない。
そこで、火の鳥の周りをぐるっと一回りしてカメラに収めていった。
ここでは三脚が使えたので、ハンドル操作だけで少し場所を変えたり、歩いての位地移動をしたり、とにかくぐるりと火の鳥の周りを1周した。
下の1枚は、ハート型の燈の中に入って記念撮影をしている女性だが、燈全体が入らなかった。
夏のいい思い出の1ページになることだろう。
竹燈を頭の上に見ながら、竹燈の道を南へと進む頃、ものすごい人出ですっかり疲れてしまった。
雨で思案していた人達が一斉の会場に出かけてきたのか、人に酔うほどで参った参ったの感じで、五十二段を下りて猿沢池の向こう側に行きたいと思ったが、石段を下りる元気がなく、興福寺で今回の燈花会見物は終わりにした。