重要伝統的建造物群保存地区の新町通りの中ほどにある伝承館前から、東に向かっています。ここは東から西への一方通行となっています。伝承館に駐車して先日若鮎さんのコメントでお薦め下さった、枝垂れ桜と柳の新芽のコラボを楽しんできました。
満開が過ぎようとしている枝垂桜は、風も吹かないのに、花弁が舞い散っています。
舞い散った花弁が粉砂糖のように、石垣の下の敷石に集まっています。桜は、花もいいし舞い落ちた花弁も、儚い名残があり楽しむことができます。
枝垂れ桜の淡いピンクと、柳の新芽のコラボを5枚いろんな角度から撮ってきました。
散り行く花と、萌え出す新芽の、バトンタッチの季節です。
この東浄川を少し上流に行ったところで、私は生まれ育ちました。川は生活とともにあり、洗濯機など夢にも思わなかった幼いころ、大人の人はこの川で洗濯をしていましたし、子供たちは川にすむ虫や魚を二人でタオルを持ち合って、掬っては逃がすたわいない遊びのできる川でした。
夏には岸辺に蛍の青い灯が飛び交っていたのは、幼稚園にもまだ行かない小さい頃だったのに、今も目を瞑ると懐かしく浮かんできます。
枝垂桜と柳の若葉はその頃はなくて、自然そのままの「春の小川」のイメージの川でしたが川の名前は郷愁を誘います。