近くの公園で藤の花を見た翌日のことです。
今年の花の開花はきっとまだだろうと思いながらも、藤の花が咲いていなくても、いろんな花と出会えるに違いないと、近くのことだし「ちょっとそこまで」のドライブ感覚ででかけました。
その時の画像を今取り出して、今日二十四日はお地蔵様の日だから、本堂右前の大きな藤の木の下の、優しいお顔の小さいお地蔵様です。
なんて無心なお顔でしょう。癒されますね。
橋本市御幸辻の通称「子安のお地蔵さん」です。
葉と一緒に咲いているのは、桜でしょうか。桜の種類には詳しくないから間違いかも…。優しく枝垂れる細い枝先の葉には、春の力が漲っています。
八重の山吹は豪華です。一重の山吹には実がつくのに、八重には実がつかないのですね。
「花咲きて
実は成らずとも
長き日(け)に
思ほゆるかも 山吹の花」
万葉集
境内には色の違うクリスマスローズが、あちこちに群れ咲いていました。
その中でこのピンクの八重の花が目立ちました。 花はみんな下を向いて咲くようですが、雨上がりだったので余計下を向いているように思いました。
クリスマスの頃よりも後2月ごろから咲き始めるのに、どうして「クリスマスのばら」と命名されたのかしらとこの花を見るたびに思います。でもいい名です。
藤のお寺と言われるほど幾種類もの美しい、見事な藤の咲く境内ですが、その花の盛りには、まだ早すぎたようです。ここ2~3日の快晴と気温の上昇でゴールデンウイークは、藤の花盛りになることでしょう。
行きたいところはたくさんあるのに、道路の混雑や、駐車場の確保など考えると、時期遅れや、時期の早いときに出かけたくなってしまうのは、年のせいかもしれません。