昨日UPした吉野川に泳ぐ鯉のぼりの1枚です。
それをここに残しておいたのは、次のデジブックの関西花の寺・金剛寺の場所が、中央の水飲み場の丁度川を隔てた真上のちょっとした森が目当てだからです。
何もその目当てをこんな画像で説明するつもりもなかったのですが、私にとっては金剛寺のある森の向かって左手のわずかな空間が、社会人としての1歩を踏み出した職場のあった場所であることを、カメラを振っているうちに発見して思わずシャッターを切りました。
今はもうその建物も高台に移転し、更地になった場所が辨天宗の駐車場になったり、智弁学園の生徒が時折野球の練習をしたりしているのを、かなり以前に見かけたこともありました。
今は多分駐車場になっているのでしょう。 とにかく懐かしい場所が画像の中にありました。 当時は川に沿った堤防の道を歩いて職場に行っていましたが、10年あまりの間に、自転車になり、単車になり、次の職場に転勤してから車にと、世間並みに通勤手段が変わっていった時代でした。
この堤防を通って通勤したのは、歩いて通った1年ばかりでしたが、四季ごとに代わる川の様子を見ながらの通勤は、社会人1年生にとっては、朝は元気をもらって、帰途は癒されて歩く、母なる川のようなものでした。
さて、花のお寺金剛寺は、小学校とは垣根を隔てて隣接していましたので、さぞ学校の賑わいが静かなお寺の、騒音になったのではないかと今になって思いますが、当時は町の共同体的な存在だったのか、それが普通の生活に溶け込んでいたようです。
今年の金剛寺の牡丹園の開園は、19日でした。牡丹の開花はもう少し先のようでしたが、花のお寺として、この季節には春の賑わいを見せてくれています。満開の時にまたお参りするつもりですので、昨日青空の下でにこやかに咲いていた花たちを、デジブックにしました。
デジブック 『牡丹の開花を待って』