4月4日 ちょうど1週間前に撮影した「さくら道」の写真です。
高田川に沿って高田市から広陵町に通じる道路が、春一番輝くときです。しかし適当な場所に駐車場がないために、いつもドライブ通り抜け観桜といった感じで、桜並木の続く下を「綺麗だなぁ」と一人の時は呟き、同乗者がいるときはこの並木の美しさを二人で絶賛してのドライブでした。
ことに思い出深いのは、戦時中勤務地である田舎の小学校で、機銃掃射を受け、片足切断という痛ましい経験をされた、先輩先生を助手席に、毎年花見ドライブにお連れしてとても喜んでくださったことです。もうその先生も浄土に旅立たれましたが、歌人であった先生の素晴らしい感性が、桜爛漫の下を通るとき心の揺さぶりを短歌にされたのを拝見したことがあります。
今年は図らずも友人の助手席で、観桜ドライブをさせてもらった数枚の写真を、ここに残しておこうと思います。
川の向こうには歩行者用の道路があり、屋台が店を連ねていますが、もう花の時期も過ぎた今日この頃は、名残の桜の散る道になっていることでしょう。
ここからは桜並木のある道を過ぎて、一路我が町に向かって帰途につきました。