雲一つない空の下、金剛山をバックにして、高原の梨園はもう葉の季節に入っていました。
太い幹から伸びた、実を育てる枝には一目見たっ感じでは残っている花は見当たりません。
広い梨園を見渡していると、花のついた枝のあるところが見つかりました。青い空に白い花のコントラストがきれいです。この梨は、先程見た花の終わった梨とは、種類が違うのだと、お母さんが説明してくれました。確か「幸水」(この文字でよかったのかしら)と教えてくれました。種類によって咲く時期が少しずれているようです。
初めにみた、花の終わった木にも、よく見るとまだ花のついているのもあります。この白い花の上の方に梨の赤ちゃんのついたのが見えます。この写真を撮らせてもらいに行ったのは、月1回の眼科医院への通院の帰りで、花粉症らしい症状があって、カメラの液晶が見にくくて、梨の赤ちゃんの存在も、お母さんに教えてもらって、写っているのは、PCに入れてから初めてよく見えたといった状態でした。花粉症はなかったはずなのに、今年は時々このように涙が出たリ、くしゃみが出たりして困った春でした。
この2枚にも小さな実がついているのが分かりました。
花盛りの時は見られなかったけれど、これから育つ命がしっかり育まれているのをカメラに収めることができたのは、私の新しい発見と言えるでしょう。
今年は遅霜の日が何日かあって、その対策に大変苦労されたとのことでした。どうか遅霜に痛めつけられた花が、元気を取り戻して育つようにと祈るような気持ちで、梨園をあとにしました。
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