カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

金剛寺・華麗なる牡丹 関西花の寺二十三番霊場

2013年04月25日 | ☆ ふるさと・大和

 

 葦簾の日覆いを通した太陽の光は、優しく牡丹園に降り注ぐ

   

葦簾と書いたけれど、普通このような葦を編んだ簾のことを、「よしず」と呼んでいる。金剛寺の牡丹園の雰囲気の中で私の好きなのは、このよしずを通した陽と、影が織り成す牡丹の葉と花の、柔らかく優しい光の雰囲気である。

 

  

よしずを通して差す太陽は、日が昇るにつれ次第に位置を変えてどの葉にも、柔らかな温かさを万遍無く移動して与えていく。

下の牡丹の花にもよしずの光と影が、本当に面白く見ることができる。沢山撮った画像の中から、太陽とよしずと牡丹の葉と花が奏でるハーモニーを選んでみた 。

 

 

 

 

  

 

    

     

 

  

昔からよしずのある日本家屋は、夏の暮らしにはなくてはならないものだった。よしずの境界の向こうがお隣さんだったり、町の狭い路地だったり、開放的なご町内がよしずの、こちら側も、向こう側も安心のできる空間だった。

そんなよしずが金剛寺の牡丹園では、強い陽射しから優しくお花を守っている。 

 

 

 

 

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ますます元気な「ひまわり会」

2013年04月24日 | ★ 日々の呟き

25年度に入って、今年退職した人を迎えて「ひまわり会の総会」が、小雨の降る今日市内リバーサイドホテルで行われた。母団体は「奈良県退職女教師の会」で「ひまわり会」は、この町の支部会である。 

  

開会前に三々五々、昔一緒に勤めたもの同士が語り合ったりする、いい雰囲気である。

 

日本退職女教師連合会会歌や、その日にみんなで歌う歌の歌詞や、県の総会の案内、ヒマワリ会の行事などいくつかのレジメを貰った。右の上にある勲章のようなものは、会場の座席番号を黄色い色紙に書いてある、面白い趣向の座席抽選のようなものだった。いろんなことをうまく考えてくれるのだと感心する。  

 

 

テーブルにセットされた昼食をはさんで、その前に、下の画像の左の太極拳のクラブ発表の演技があった。ブログに載せることを了承してもらって帰らなかったので、顔が分かりにくい小さい画像に、何枚かをコラージュしたが、雰囲気だけは残るだろうとの自己満足のUPである。太極拳は、呼吸と動きでとても健康的な運動であるとよく聴くが、皆さん優雅な動きで体のそれぞれの部分を鍛えていらっしゃるのだと、思いながら観ていても楽しい。

    

 上の右と下の左は、ヒマワリフラガールの皆さんの発表である。上はフラガールの皆さん。 多芸で、ハンドベルの演奏だった。何にでも挑戦しその中でお互いに、コミュニケーションを深めていくことのできるクラブ活動は、退職後家庭に引き篭もってしまわない一つのいい活動だ。体を動かすことは脳の活性化にも繋がるはずで、皆さん生き生きとして発表の場に臨んでいられる。右の画像は、私服のままなので何の発表か分からないが、「歌う会」である。

会員全体で歌う歌、クラブ発表の歌それぞれ3曲ほど歌って、最後に「思い出のアルバム」を全員で歌う。

春、夏、秋、冬・・・とそのままの歌詞で歌い、最後の5番は、<1年中を思い出してごらん・わっかわけ・座布団編み・太極拳・絵手紙・カラオケ・フラダンス・ラララ・今が青春・ひまわり会・今こそ青春・ひまわり会>と大きい声で歌って締めくくった。

 

ここからは、作品発表の展示。これは下にカレンダーがついていたが、絵画の部分だけを写した。二月堂への裏参道で私の大好きな奈良の築地土塀の道である。

 

 

絵手紙クラブの傑作がずらりと展示されている。このクラブの人の話によると、描くのも楽しいが、話しながらの作業はもっと楽しいとのことだった。 

 

歌にあった「わっかわけ」をして指編みをした作品で、寿は80歳になった退公連に加入している人へのプレゼント、向こうは指編み座布団で、イベントで販売し福祉機関への寄付となる作品である。

こういう活動をしながら、「今こそ青春」とそれぞれの活動の中で元気を貰い、元気をあたえあっていく25年度の1年が今日から始まった。

 

 

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はないかだ 當麻寺 西南院

2013年04月23日 | ☆ ふるさと・大和

 

  

花の名前は通常カタカナで表記するようになっているが、この花筏は漢字で書き表したいいくつかの花の一つである。

葉っぱの中央に花を載せている姿は何かドラマを創りだしそうな気がする。山野草を多く載せているお師匠さんのサイトでこの花を見て名前を覚えてから、どこかで見ることがあるだろうかと登山をしたときなど、気をつけて見るがなかなかお目にかかることがない。

唯一、ハナイカダと出会えたのは、もう何年か前の今頃のことだった。あの時は木の丈がまだ低かったように記憶している。

  

雌雄異株で、花を見れば分かると説明してくださったが、このように札を付けてくれていると区別がつくのがありがたい。

 

どれもまだ緑の蕾で花が咲くとやや黄色っぽい白さの花だそうである。 

 

ピンボケになってしまった。 

 

どの葉にも中央に花を載せている。花筏と命名されたのが納得できる。

桜の花が散って、川面に浮かびそれが流されていく様は、「花筏」で、これもまた美しく趣がある。確か演歌にも「花筏」と題する歌があった。美しい花はいつかは散って水面に浮かんでも次第に流されていくし、筏は川の流れに乗って視界から消えていく。何かそこはかとない儚さをイメージするのが二つ重なっているから更に儚く、儚いゆえに印象に残るのが「ハナイカダ」である。  

 

 

 

 

  

 

當麻寺西南院の、山門と庭園の終わりの「ハナイカダ」を、私の好みに任せて写真を載せたが、お寺は今牡丹と石楠花がとても綺麗である。

水禽窟の雅な音色に耳を澄ませ、池泉回遊式庭園を巡ると、西塔の裾を飾る石楠花の清楚な花に、安らぎをおぼえる。心字の池には、逆さの西塔と季節を浮かべ、どの季節に訪れても心満たされる。

 

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瓦そば

2013年04月22日 | ★食の楽しみ

 

 

 

山麓線を五條方面から車を走らせてきて、當麻の町に入る直前の左手に見える、この看板がもうずいぶん前から気にかかっていた。

初めてこの看板を見た時、「瓦屋さんがここにできたのかしら・・・」車で瞬間的に過ぎてしまうから、瓦だけが目に入っていたのだ。 しかし先日信号で停まった時、丁度この看板の前だったので、ゆっくり脇見をすることができた。

「下関郷土料理」も、「揚げたてねり天」もしっかり目に入った。 

 

  

蕎麦だと分かったら、一度食してみたくなったがその時は、昼食時でなかったから、昨日石光寺に行く時、丁度お昼時になるように家を出た。

お昼時になるのは失敗だった。お店はよく流行っているらしく、満席だったが、テーブル席でなく窓のほうを向いた横並びの席が空いていたので、そこは1人の気安さから、すぐ席に着くことができた。

練り天セットを注文したら、まずねり天がでてきた。野菜とすり実がよくあって、揚げたてだから美味しかった。

  

熱い瓦の上に載った茶蕎麦が出てきた。瓦が焼いてあるので下の蕎麦がぱりぱりで、二度美味しいとのことだったが、本当だ。汁の中に、蕎麦の上に載っているレモンともみじおろしを入れその汁に蕎麦をつけて食べる。蕎麦の上には錦糸玉子とお肉と葱が載っているのも、初めての経験だった。 しかし美味しかった。 

 

  

これは出てきた状態。瓦は物凄く熱い。下の蕎麦がぱりぱりになるはずだ。 

 

  

レモンから上のもみじおろしを汁に入れたら、これが蕎麦本体。 柔らかいお肉と錦糸玉子が載っているが、しつこくない。 

 

  

右の溝の所に、口に入る分だけ取り下ろしてから、それを漬け汁につけると、最後はこんなに綺麗に食べ終わった。

瓦について後で尋ねたら、形は屋根瓦だけれど、食器に使えるように特別に陶器として焼いてもらった瓦だそうだ。なかなか面白い。「こんなの初めて食べましたよ。おいしかった。ご馳走様」とキャッシャーで言うと、下関の郷土料理なのですよと教えてくれた。

 

これを下関の人が見たら、どんな感想をもつかしらと・・・私はまた行ってみたいと思っている。

                             

 

  

 

 

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デジブック 『石光寺 春牡丹』

2013年04月21日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

 

石光寺へ春牡丹を観に行った。寒牡丹の薦被りの可憐な光景から、春牡丹の華やかな賑わいに、境内は昨夜の雨の水滴を宿した花たちはとてもいい顔で出迎えてくれた。

弥勒堂と阿弥陀堂の前にお供えの鉢植えがあった。

デジブック 『石光寺 春牡丹』

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