コケイラン 月山(下北半島)トレッキング 【六ケ所村 泊 2023.5.28】
月山の整備されたトレッキング道で観察。当日は都合10名の作業員が登山道
草刈りをしていた。その合間の短い? 命かも知れない可憐な山野草。案の定
💦下山時には無残にも刈り倒されていた。花の命は短いのに、更に短かった。
分類:単子葉類・キジカクシ目・ラン科・コケイラン(属・種) 漢字:小蕙蘭
花言:好奇心・移り気・興味
参照#①山の蘭特集(山岳トレッキング) ②月山(下北半島)トレッキング 紀行
ユウシュンラン 高森山 Ⅺ 完 【浅虫温泉森林公園 2023.5.13】
同種の花の中で筆者が最初に観察したのは長野県大鹿村(南アルプス)で
あった。今回、ホームグランドの高森山では蘭が多く観察できるのも驚き。
最初はギンランと間違った。が、その後変種であるユウシュンランと理解。
分類:キジカクシ目・ラン科・ギンラン属・ユウシュンラン種
漢字:祐舜蘭(発見者:工藤祐舜博士からつけられた)、絶滅危惧Ⅱ類
花言:おとなしい貴婦人(蘭一般花言葉:美しい淑女・優雅)
参照#①似て非なるギンラン ②山の「蘭」特集 ③高森山 Ⅺ トレッキング
ホタルカズラ 高森山 Ⅺ トレッキング 【浅虫温泉森林公園 2023.5.13】
白や黄色の花が多い春の山野草の中で紫で白い方状線が特徴の花。ツツジ類
とは違う存在感。今年初めてというか、山野草を意識してから初めての観察。
近くにホタル湖と呼ばれる遊水池があり花からホタルを想像するに相応しい。
分類:シソ目・ムラサキ(科・属)・ホタルカズラ種 漢字:蛍葛
効能:生薬名チセントウ(地仙桃)健胃・鎮痛
花言:高潔・ 企み (深山蛍葛: 深い思い ・一途な)
参照#高森山 Ⅺ トレッキング 紀行
エビネ 高森山 Ⅺ トレッキング【浅虫温泉森林公園 2023.5.13】
シュンラン、ユウシュンラン、サルメンエビネ、マイズルソウなど高森山
は蘭の山。とどめがこのエビネ。聴けば、サルメンエビネなどは地元有志
が植栽したそうで、ガッカリしたが、花がいまも保たれていることを評価。
分類:ラン(目・科)・エビネ(属・種) 漢字:海老根 準絶滅危惧種
薬効:根は「九子連還草」と呼ばれ、血行促進作用や解毒作用のある生薬
として古くから使用されてきた。皮脂を保護し、フケを抑える作用
花言:誠実・謙虚・謙虚な恋
参照#①似て非なるギンラン ②山の「蘭」特集 ③高森山 Ⅺ トレッキング
鑑賞速報:✿ルイヨウボタン 久渡寺山 Ⅱ【里山トレッキング 2022.5.21】
久渡寺山トレッキング初めて観察した山野草。もう沢山観察したので中々
新しい草花観察は難しい。しかし、良く観るとこれまでの花とはチト違う。
花期は4 - 6月、花弁は6枚、葉の形がボタンの葉に似ているのでこの名に。
分類:キンポウゲ属・メギ科・ルイヨウボタン(属・種)漢字:類葉牡丹
薬効:根茎が「紅毛七」という生薬。消炎・鎮痛・扁桃腺炎などに効果有
花言葉:感じやすい心
花感:春先は白色や青色の花が多い中、黄系は少ない。緑の葉っぱの中で
地味に見えるが良く観ると美しいと思える。これは女性も同じか💦
参照#久渡寺山 Ⅱ トレッキング 紀行
鑑賞速報:ニシキゴロモ 【久渡寺山Ⅳ 山行 登山道 2022.04.29】
久渡寺山登山道は春の山野草に遭遇したもののそんな華やかではなかった。
なので、更なる花を求め登山道に注意を払って歩いていると見逃しそうな
花を見つけた。これまで見たことも無い✿(見たかも知れないが)だった。
分類:キク類・シソ(目・科)・キランソウ属・ニシキゴロモ種 漢字:錦衣
花言:あなたを待っています
花言葉の通り、一輪のニシキゴロモが控えめに咲いていた。因みに
花の名は葉が美しい事から「ニシキゴロモ」という名になったという。
リュウキンカ (立金花) 【浅虫温泉森林公園✿花物語 2023.4.15】
登山歴4年目、高森山登山10回目でも新しい✿があるもの。今回初めて鑑賞
した花は「リュウキンカ」。キクザキイチゲなどの春の山野草に寄り添う様
に咲いていた。この花姿から想像するに、今まで見逃していたのだろうかな。
花感 : 茎が伸びその先に金色の花弁
分類 : キンポウゲ(目・科)・リュウキンカ(属・種) 漢字 : 立金花
花言 : 必ず来る幸福、富、贅沢
有毒 : (有毒部位:全草) 症状 : 下痢、腹痛、血尿など
注意 : 春先のキンポウゲ科の黄色い花は毒が、要注意。
参照#① 高山植物・山野草ベスト 選集 ② 高森山 Ⅹ トレッキング 紀行
トウゴクサイシン(東国細辛) 【浅虫温泉森林公園✿花物語 2023.4.15】
感動 :この花の特徴は花弁が落葉に埋もれていて、手でかき分けて漸く花と対面。
上画面下部右寄り、楕円の白っぽいのが花部分、見つけるのは容易でない。
同行の山友が山岳情報サイト(ヤマップ)で開花情報を察知して是非鑑賞
したいと入山時から探したが下山登山口まで発見できず通りがかりの登山
者に「みかけませんでしたか?」と聞いたら、ナント、足元に咲いていた。
⇩ トウゴクサイシンの花芯
分類 : モクレン類・コショウ目・ウマノスズクサ科・カンアオイ属・トウゴクサイシン種
花言 : 勇気、追憶 漢字 : 東国細辛 別名;薄葉細辛 ※貴重で絶滅危惧懸念
効能 : 生薬名細辛(漢方 : 小青竜湯)、咳止、去痰、鎮静、鎮痛、解熱、口内炎
参照#① 高山植物・山野草ベスト選集 ② 高森山 Ⅹ トレッキング紀行
白カタクリ 【大島✿トレッキング 青森県 夏泊半島2023.04.02】
夏泊半島の突端に位置する大島。嘗ては陸続きだったが、浸蝕により潮で渡
れない事もあり堅牢な橋が渡されたが、海上の島には違いない。そんな孤島
にイチリンソウ、ニリンソウ、エンゴサク、キバナノアマナ、コハコベなど
咲き乱れる。そんな中数百のカタクリの花の中でたった一輪だけ白カタクリ
記録:白カタクリは、色の優性遺伝でも赤色に劣り、希少とされる色になる。
さらに真っ白なカタクリを自然の中で見つけることは至難の業となる。
分類:ユリ(目・科)・カタクリ(属・種) 漢字:白片栗
花言:希望
薬効:滋養強壮・腹痛・下痢止め作用
ミヤマシキミ 【浅虫温泉森林公園(高森山・馬場山・ころび山) ✿花物語2023.04.15】
花の季節の高森山・馬場山・ころび山をトレッキングして感じたのが、ミヤマ
シキミの花が可愛い花を咲かせているのが数多く観察できたこと。特に、高森
山から馬場山で多く見かけたが、山全体に咲いている感じがした。今が盛りだ。
分類:バラ類・ムクロジ目・ミカン科・ミヤマシキミ(属・種) 漢字:深山樒
薬効:民間薬は頭痛・眩暈・虫下、食すと痙攣中毒(スキミアニン、ジクタムニンを含有)
花言:清純、寛大
参照#高森山 Ⅹ トレッキング紀行
キバナノアマナ(黄花の甘菜) 【大島✿トレッキング 青森県夏泊半島2023.4.2】
花の小島は海に隔てられ、小橋を渡り辿ることから秘密の花園のような趣だ。
夏泊海岸は何回か来ているが小島に上陸したのは初めて、そして最初に鑑賞
したのは「キバナアマナ」。春の山野草らしく、明るく小ざっぱりした花姿。
分類:ユリ(目・科)・キバナノアマナ(属・種) 漢字:黄花の甘菜
薬効:(食用)葉と鱗茎は食用。黄色で、苦味もなく食べられるので「甘い菜」
花言:前途洋々、運が向いてくる、開運 注意:環境省レッドリスト掲載
参照#① 高山植物・山野草ベスト選集 ② 大島花✿トレッキング 紀行
シュンラン 高森山 Ⅸ トレッキング(浅虫温泉森林公園 2023.03.30)
探し物を発見・・・前回の高森Ⅸトレッキングで見つけられなかったシュンラン
を求めて大島花トレッキングのついでにもう一度チャレンジしてようやく思いを
遂げた。花✿は登山道端に慎ましやかに咲いていた。花言葉通りに控えめだった。
分類:キジカクシ目・ラン科・セッコク亜科・シュンラン(連・属・種) 漢字:春蘭
薬効:ひびあかぎれ(乾燥根の粉末を練り合わせ塗る。生根を潰し指先で揉み餅
状のものを塗ってもよい)、膵臓の病気には根。果実の種子は出血に外用。
花言:飾らない心、控えめな美、気品、清純 別名:ホクロ、ジジ(蕊柱)ババ(唇弁)
≪ 鑑賞速報:ナニワズ (浅虫温泉森林公園:高森山)2021.04.03 ≫📷 iphon8
浅虫温泉森林公園は筆者の「温泉と山行」を具体化した様な場所。そのホーム
グランドで新しく観察した山野草が「ナニワズ」。ヒョットしたら昨年道端に
蕾で見かけたかもしれない。しかし、花開いた様相は初めて見た。これも感動。
分類:バラ亜網・フトモモ目・ジンチョウゲ(科・属)・ナニワズ種 漢字:難波津
毒性:皮と実に毒があり、触れたり、臭いで喉粘膜炎症や皮膚炎を起こす。
花言葉:永遠不滅 参照#浅虫温泉森林公園 三座 春山トレッキング
≪ 鑑賞速報:キクザキイチゲ (浅虫温泉森林公園:馬場山)2023.03.22 ≫📷 iphon8
本ブログで最初にキクザキイチゲを紹介したのは、2020年の階上岳、それから
ほゞ一年後、今回は浅虫温泉森林公園の小川に咲いたキクザキイチゲの群生だ。
花は場所によってその佇まいを異にする。今回の群生は階上岳を上回っていた。
分類:モクレン亜綱・キンポウゲ(目・科)・イチリンソウ属・キクザキイチゲ種
花言葉:耐え忍ぶ恋、静かな瞳、追憶 別称:菊咲一輪草(キクザキイチリンソウ)
薬効:根茎を乾燥させた物は「九節菖蒲」といい、鎮静、去痰、解毒など
参照#浅虫温泉森林公園 三座春山トレッキング
例年、日本海岸大間越が第一報地だが。(映像:大間越の福寿草2016年)
(過去の記録2:福寿草観察記録・久慈平岳岩手県洋野町 2021.3.27)
春山トレッキングで期待していなかった花に遭遇。先週の蕗の薹に続き
福寿草。今年花としては庭のクロッカスに次ぐ花である。福寿草といえ
ば、青森県では白神山地に属する大間越が最初に咲く群生地。春の実感
春の使者、新春最初に咲く花、福寿草・・・ず~と憧れていた。この花
が咲き乱れる旧岩崎村白神山地の海岸部の断崖に漸く来た。自然に群生
する貴重な場所である。盗掘跡など確認、大分荒廃しているのが心配だ
分類:キンポウゲ (目・科)・フクジュソウ属・ミチノクフクジュソウ種
毒性:全草毒があり、特に根は猛毒として要注意。一方で、強心剤利用
花言:幸福、幸せを招く、永久の幸福、回想、思い出、悲しき思い出
福寿草公園:この福寿草を撮影した現場、公園は実は、津軽藩政時代に
佐竹藩(秋田県)との県境で、津軽藩関所がおかれていた交通の
難所:大間越の地関所陣屋跡地一帯に、福寿草が咲き乱れていた。