行義路三駅でバス降車。渓谷の一番奥地。日本の演歌が流れ、和食がメニュー。台湾の
温泉地は料理付きだ。温泉だけ味わうという事は出来ない。郊外の温泉地一体誰が来る?
不安は的中した。400元(約1500円)を払っていざ入浴!あやしい若い衆が奥の大露天
風呂でダルそうに入浴していた。
イヤ~な雰囲気。入浴して気が付いた、刺青だ!かなり具合が悪い。約1名がジーとこ
ちらを観察、これは逃げるが勝ち。湯に浸かりすぐ上がる。日本ならまだしも、外国で
裸で宿には帰れない。慌てて写真も取れない。料理も言葉も分からず面倒くさいからつ
いお寿司といい、生ものを口にしてしまった・・・一人旅、十分用心しなければいけない。
【DATA】硫黄泉、43℃(湯口肌計測)PH2. 5 源泉:紗帽山温泉
今日は温泉三昧と決めていた。北投温泉から行義路へ移動する。地下鉄石牌駅からバスで30分。陽明山の麓沙帽山温泉区には温泉地が点在その中の川湯温泉を目指す。非常に心細かった。車中、隣の老人に思い切って片言英語で降りる場所を聴くと、日本語で応えた「貴方、私の次降りる、15元ね」5元の小銭が無いと身振りで訴えると、親切に5元硬貨をくれた。何回も、『私の次ね!』と言いご老人は降りた。日本人は昔、台湾人にいい事をしなかった筈、ご老人の親切が身に沁みた。
映像:バスを降りる親切なご老人
映像:バスを降りる親切なご老人
瀧乃湯で温まり、汗を冷ますには歩くしかない。温泉街を登りきり噴気地帯へ抜ける。
今日は平日なので人影もまばら、名湯温泉地の要件にも入るのが『地獄』北投温泉も
例外なく地獄があった。アジアでも一級の温泉地であるのが一目瞭然。よく観ると噴
気地帯に足湯が整備されて居た。硫黄ガスが心配であるが市民の憩いの地なのだろう。
【Data】青硫黄(酸性緑色硫黄泉類(現地表記)) 65~100℃ PH1.2~1.6 源泉:地熱谷