お湯の国 日本

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興福寺 ( 古都奈良の文化財 )

2016年09月20日 | 🌏世界遺産日本紀行

Memoir世界遺産:興福寺(2010.11.9)
        (撮影機材:PENTAX  K200D・レンズPENTAX18-55Ⅱ)

興福寺ほど、哀しみの歴史を背負った寺社もない。敢えて寺社としたのは
かつては春日大社と一体で運用された施設であるからだ。廃仏毀釈の嵐は
全国に広まる。その悲しみを一身に背負う阿修羅像は、仏像女子に超人気。

所感興福寺は廃寺寸前までなったお寺であるが、見事に再建がなされた。
   いまなお復元作業が続いている。これこそが、人間のもつ逞しい力。
   世界遺産となったいま、伽藍全体の魅力もさることながら、やはり
   必見は至宝阿修羅像。この凛々しくも、物悲しい美形に筆者も悩殺。

解説:廃仏毀釈とは政治が宗教に介入した典型事例。もともと日本の政治
   権力は宗教的儀式が中心で始まったので介入とまでは言えないかも
   知れない。明治政府は神社とお寺が一緒の敷地にある場合神仏分離
   
し極端な例は仏像破壊や僧侶追放を断行。昭和の戦争終了迄続いた。

指定国宝(五重塔・木造弥勒仏坐像・乾漆八部衆像阿修羅像ほか)
  :重要文化財(南円堂・木造薬王菩薩・薬上菩薩立像ほか)
  :世界歴史遺産(国際連合教育科学文化機構(ユネスコ))
参照興福寺(奈良県奈良市)

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