お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

大町桂月 ( 酔仙人 ) 探訪紀行

2018年12月01日 | 📀芸術・文学・絵画DB.

平成調査結果:本BLOGデータベース 大町桂月(酔仙人歌人)2006.4~2019.8

青森県の温泉観光を考察する時、江戸期では菅江真澄、近代では大町桂月を思い起す。
特に、大町桂月は(桂月とは四国高知にある名所桂浜の名月)当時の中央の薩長土肥勢力に太い
パイプがあり、その縁で雑誌「太陽」で十和田・奥入瀬を世に紹介した事は周知の事実。
                    (下記アンダーラインをクリックすると本ブログの探査記録参照可) 

 ① 桂月の湯 ・・・ 北海道 屈斜路湖和琴半島にある大町桂月が入浴、名称の野天風呂
 ② 一沼に  馬群れ十里 尾花かな(俳句だが景観を鮮明表現) ・・・下北半島むつ湾岸
 ③ 恐山  心と見ゆる 湖を   囲める峰も 蓮華なり・・・・‥‥下北半島恐山極楽浜
 ➃ 神のわざ 鬼の手づくり 佛宇陀  人の世ならぬ   処なりけり・・・下北半島仏ケ浦
 ⑤ たてがみを 海吹く風に 靡かせて 馬ひとつ立つ 岩菊かな‥・夏泊半島大島
 ⑥ 大瀑 (おおばく)の 底まで見えぬ 紅葉 (もみじ)かな・・・・白神山地暗門の滝
 ⑦ 山の中  三十三湖  紅葉かな  (大町桂月の珍しい俳句型表現)・・・白神山地十二湖
 ⑧ 四方八方の  千万の山を見下ろして 心にかかる 雲もなき哉‥‥‥‥岩木山山頂
 ⑨ 下りて山を 湯船に仰ぐ 紅葉かな (アソベの森 いわき荘) ‥‥‥百沢温泉郷
  湯船より 見上げる山の 紅葉かな (アソベの森 いわき荘) ‥‥‥百沢温泉郷
 ⑪ ひとしほの 木の葉は散りて散り残る 楓の山の 美しきかな・・・黒石温泉郷紅葉山
 ⑫ 一椀の 芋を分かちて  君と吾 うき世の外の  月を見るかな・・・板留温泉共同浴場
 ⑬ 沼に舟うけ 姫鱒釣って 風呂で 月見る 山の中  ・・・・・・・・・・八甲田山蔦温泉
 ⑭ ここちよさ 何にたとえん 湯の滝に肩をうたせて 冬の月見る  ・・八甲田山蔦温泉
 ⑮ 極楽へ こゆる峠の ひとやすみ 蔦のいで湯に 身をばきよめて ・・八甲田山蔦温泉
 ⑯ 世の中の 命からむ 蔦の山 湯のわく處 水清きところ  ・・・・八甲田山蔦温泉
 ⑰ 立田姫   錦をさらす    大巌に   みだれて  9・3  白糸の滝・・・十和田奥入瀬渓流
 ⑱ 住まば日本(ひのもと)遊ばば十和田 歩きや奥入瀬  三里半・・十和田奥入瀬渓流
 ⑲ 薄着して 山に入れば 残雪ふきの薹・・・宮城県鳴子温泉郷神滝温泉(現在廃業)

所感:大町桂月は風流歌人という趣もある。交通が不便な往時にあって下北半島から
   津軽半島、白神山地そして津軽、八甲田、十和田湖と青森県の温泉・景勝地を
   巡り、紀行記録と歌を残している。菅江真澄と並ぶ温泉観光の大家として尊敬。

KEY:高知市出身、東京帝大卒。中学教師(島根県)、明治大学講師、酒と旅を愛する
   美文家、十和田湖奥入瀬渓流を愛し世に紹介(雑誌太陽)、蔦温泉で没57歳(胃潰瘍)

参照#①四国土佐の生まれながら、終焉地は長期逗留先の八甲田山中蔦温泉であった
   酒と放浪そして紀行(俳句・短歌・随筆)で似て非なるのが俳人種田山頭火
   大町桂月と並ぶ青森県の温泉観光の大家菅江真澄(紀行家・歌人)探査紀行」

コメント

長渕剛 桜島ライブ(FMLE)

2018年12月01日 |  🖊名画名曲 鑑賞

鑑賞速報:長渕剛 桜島ライブ(フォーライフミュージックエンタテイメント)2018.11.28≫

鹿児島出身の長渕剛。学生時代深夜放送で聴いた彼の曲「素顔」。手元にあるレコード
は「逆流」。そして伝説のライブと言われた2004年の桜島ライブ。このCDは全42曲を
愛車のコンポに収録している。この激しいライブは高速走行に合っている。しかし好き
なのは長渕剛の初期だ。「素顔」「祈り」「逆流」 この三曲はいまも切なく口ずさむ

   素顔YouTube:「♬・・・お前の素顔がきれいだったからこそ
            あの時 手鏡おくったんだ
            お前の過去を化粧でかくすためじゃなく
            
素直な 心を映せばいい・・・♬

  # 祈りYouTube:「♬お前が去ってくその前に
            なぜに電話くれなかったか
            やさしすぎるお前のことだから
            それが思いやりのつもりだったのか・・・♬」

  # 逆流YouTube:「♬僕がここを出て行くわけは
            誰もが僕の居場所を知ってたから
            やさしさを敵にまわしてでも
            生きてる証しが欲しかった・・・♬」

感想:今の長渕剛は強く逞しい歌手に成長した。桜島ライブの映像では前席に日の丸を
   振り回す右系がかった若者が多数いたのが気になる。何故歌に日の丸が必要か?
   一方で、「アフガン」の様な反米反戦の歌もある。これが長渕剛の多様性なのか?。

桜島ライブチェック:2004年8月21~22日オールナイト。7万5千人動員。全42曲演奏。
   コンサート会場の跡地はその後に整備されてメモリアル公園赤水展望広場となる。
   筆者は二年後、桜島の温泉探査でこの記念すべき瓦礫 (溶岩地帯)地に足跡を残す。

参照このコンサート会場から徒歩30分の所に筆者が入浴した桜島マグマ温泉がある

コメント