映像:修善寺温泉の奥地にひっそりと葬られている源頼朝嫡男源頼家の墓所
(静岡県温泉探査・修善寺温泉編 2019.5.24)
伊豆修善寺温泉は温泉場として著名であるが、鎌倉幕府の光芒の地としても必見の場所。
修禅寺温泉街桂川竹林沿いを遡る先に指月殿がある。源頼朝と北条政子の待望の嫡子で、
頼朝が亡き後、第二代鎌倉殿(将軍)についたエリートが母方より幽閉・暗殺された地だ。
滅亡:源頼朝は実弟源義経を謀殺、その後継将軍頼家(嫡男)は母の政治的背景(北条氏)に
より実母北条政子の策謀?により幽閉・暗殺された。これで、弟実朝が第三代鎌倉
将軍となるが頼家の三男公暁に鎌倉八幡宮で暗殺され源氏は滅び政子北条氏の天下
となる。結果的に、北条政子という女性は源氏を喰い物にした張本人ということだ。
又、源頼朝は自らの策謀の果て武士本流の名家である源氏を滅亡させたことになる。
考証:その後の時代考証から幽閉された二代目頼家は若年から帝王学を授かり、北条の意
の儘にならない将軍で北条としては政子が溺愛し意の儘になる実朝を擁立希望した。
感慨:修禅寺で源頼家が暗殺された時、入浴中で、激しく抵抗したとのことで恐らく湯殿
は血の海だったに相違にない。修善寺温泉は文字通り、修羅場温泉の歴史を伝える。
参照# ①源頼朝が平清盛より伊豆幽閉中に、北条政子と逢引を重ねたという伊豆山神社
②源頼朝と北条政子との次男・源実朝が源頼家の子公暁に暗殺された鶴岡八幡宮
③頼家の叔父、中世の英雄:源義経の軌跡を辿った 源義経 (悲劇の英雄)探訪紀行