お湯の国 日本

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鞍掛山 (くらかけの雪 ・・・ 宮沢賢治)

2022年03月21日 | 💿私的.日本百名山

   鞍掛山    眺望   ➹ 岩手山  【鞍掛山トレッキング  2022.03.12】

   鞍掛山を下山後、帰路見返したら、岩手山の高嶺の南山麓(映像左)に従う
   ような立ち位置の鞍掛山。右の岩手山に比べるとまるで幼児の様な山容だが
   標高は900m近い中堅の山。登山口には「たきざわ自然情報センター」がある。
      
   記録:標高897.1m。ハイキング、バードウォッチング、クロスカントリー
   宮沢賢治歌碑:鞍掛山の登山口にあたる駐車場に建てられている。
     詩集『春と修羅〔第一集〕』の巻頭詩文 くらかけの雪
        たよりになるのは
        くらかけつづきの雪ばかり
        野はらもはやしも
        ぽしゃぽしゃしたり黝(くす)んだりして
        すこしもあてにならないので
        ほんたうにそんな酵母(かうぼ)のふうの
         朧(おぼ)ろなふぶきですけれども
        ほのかなのぞみを送るのは
        くらかけ山の雪ばかり
         (ひとつの古風(こふう)な信仰です)
     解説宮沢賢治が厳冬期小岩井農場を訪問した時に鞍掛山、岩手山
        を眺望した情景を歌ったものと推察、岩手山南山麓に吹き降
        ろす雪に、自分の置かれた心象を映しこんだものと思われる。

   参照#①宮沢賢治(銀河の詩人)探訪紀行 ②鞍掛山トレッキング 紀行 
      ③山岳/溪谷 山行紀行 2022

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