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【長野県温泉探査・千曲市 2019.6.30】
映像:山岳地帯の鉄道駅から典型的な盆地景観千曲市の眺望が見事に捉えられた
7年振りにこの不思議な駅に差し掛かった。JR「大人の休日」切符で松本城観察に
行くためだ。この小さな駅で上り下り線が交差する為、電車はスイッチバックで
5分間停車する。その間乗客は眼下に広がる千曲川流域の絶景を鑑賞できるのだ。
詩情:千曲川と言えば、やはり、島崎藤村の「千曲川スケッチ」だろう
千曲川のスケッチ「中棚」の章より
「中棚の附近には豊かな耕地も多い。ある崖の上まで行くと、傾斜の中腹に
小ぢんまりとした校長の別荘がある。その下に温泉場の旗が見える林檎畠
が見える。千曲川はその向を流れている。」
この様に、千曲川は山間、谷間、丘陵の合間を大蛇の様にうねまわり流れ
ている。長野県を代表する川、やがて新潟県に入り信濃川と名前を変える。
記録:二面二線地上駅、乗車客64人/日、スイッチバック駅、標高551m
平均乗車客64人であるが沢山の観光客がスイッチバック時に一時降りる。
日本三大車窓(根室本線新内駅付近、肥薩線矢岳駅付近(矢岳越え))
参考:姥捨駅のあるこの地方は『姥捨て』の伝説のある地である。掲示板ごしに
見える長野盆地(善光寺平)は信州の典型的な河川流域盆地の景観である。
警鐘:この山間の眺望が今年台風19号豪雨のために千曲川流域に添って洪水被災。
山と川に生きる人々にとってもはや地球温暖化の対策は待ったなしなのだ。