お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

日本二十六聖人像レリーフ ( 船越保武 )

2025年02月28日 |  🖋芸術鑑賞 紀行

  映像:長崎市西坂町 (処刑地) 日本二十六聖人記念館に設置された殉教者レリーフ
  
  映画「沈黙」でも悲惨な殉教の歴史は垣間見る事が出来るが、実際はもっと悲惨。
  日本人20名宣教師6名、片耳を削がれ、寒中に裸足で京都から長崎まで連行され
  刑場に引き回され殺害された様はキリストの受難そのもの。それが1597年に執行。
  豊臣秀吉の晩年は見境の無い最悪政治だったともいえる。高齢の為政者が如何に
  非道残忍に振る舞うかは、現代にも通じる。その犠牲者を表現したのが船越保武

  敬虔なカトリック信者でもある船越保武は日本を代表する彫刻家でもあり、彼が
  二十六聖人像を制作したのは必定ともいえる。今回彼の探訪記録を整理し、二月
  五日が処刑の月なので当該月末に聖人群像を本ブログで紹介する意義を感じ掲載。
  長崎には島原半島、長崎市内(大浦天主堂・浦上天主堂・平和公園等)を歴訪し
  ているが、日本二十六聖人記念館は未訪問なので記念館公式HPの映像を引用した。

  記録:船越保武は岩手県一戸町の出身。奇しくもその周辺文化圏の青森県南郷村
     には「キリストの墓」も伝承されて、いまでも伝統行事が行なわれている。

  参照#① 船越保武(美の伝導師)探訪紀行 ② キリストの墓(青森県新郷村)


コメント    この記事についてブログを書く
« 高森山 25 トレッキング | トップ | カントリーパパ(鹿追町) »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

 🖋芸術鑑賞 紀行」カテゴリの最新記事