赤倉岳 Ⅱ 制覇 【北八甲田山縦走 2022.10.13】
二度目の赤倉岳登頂。最初は田茂萢岳方面の山行だったので、全く覚えてい
ない。赤倉岳方面からは爆裂火口を眺めながら、火口尾根を通るので景観は
火山活動跡を目撃の連続なのだが山行そのものは比較的楽な登山道であった。
山感:遥かな岩木山を眺めると、ドイツの詩人カール・ブッセの詩が浮かぶ
『 山のあなたの空遠く 幸 住むと人のいふ。
山のあなたの空遠く
噫、われひとゝ尋めゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。山のあなたになほ遠く
幸 住むと人のいふ。』 ( 上田敏 訳 )
解説:人は、大自然の前では、対抗しうる術も無い、ただただ感動し、己の
無力さを感じて、峻厳と連なる峰々に、感動に打ち震えるのみである。
上記の詩を、筆者なりに解釈すれば
『 山の向こうに 幸せが待っているとの言い伝え、
山友と探すため 登ったものの、見当たらない
肩を落とし、下山したのだが、 それでもなお、
山のもっと向こうに 幸せが待っているらしい、
体力の続くかぎり、チャレンジしよう と思う 』
希望:登山もいろいろいろ流儀があるだろう。筆者にとって登っても登っても
眼前にまた山々が拡がる、正しく「山のあなた空遠く」。しかし幸せに
一歩でも、二歩でも近づきたい。三年でそのような体力・気力を養った。
参照#① 北八甲田山 縦走Ⅲ 2022 ② 日本百名山(深田久弥著)探訪紀行