
≪速報:芸術 鑑賞 ラ・ラ・ランド ( サミット・エンターテイメント:TOHOシネマズ)2017.3.22≫
久し振りに映画鑑賞。今回の作品はアメリカアカデミー賞6部門
監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)、撮影賞、作曲賞、歌唱賞、美術
賞を獲得す。アメリカ特有のサクセス・ストーリーが主題である。
鑑賞:ミュージカル仕立ては苦手なのだが、この作品はそんなに違和感を持たずに鑑賞できた。
アメリカらしいサクセスものだが愛し合った二人がそれぞれの場での成功が物悲しい。結末
はひまわり(ソフィア・ローレン)やシェルブールの雨傘(カトリーヌ・ドヌーブ)の悲哀に流れて
いく。アメリカ映画も嘗ての華々しさから、パリ・ローマの芸術性を帯びていくものかも。
追想:ひまわりやシェルブールの雨傘も愛し合う男女が変遷を得て再会した時埋める事の出来
ない、超える事の出来ない「現在」を抱えている。愛し合っても交わる事ができない人生
切ない物語こそ人々を悲しみの感動へと導く。現在、愛し合う二人は決して離れぬよう。
記録:もう一人の主役のライアン・ゴズリング(ピアニスト役)はこの映画のためにピアノの特訓
をして映画の中の演技はすべて実際に弾いているとの事、流石にハリウッド映画は徹底。
興行収入44.2憶円
参考:ひまわり ・・・マルチェロ・マストロヤンニとソフィア‣ローレン主演によるイタリア・フランス・ソ連合作映画
シェリブールの雨傘・・・カトリーヌ・ドヌーブ主演のフランスミュージカル映画。ミシェル‣ルグラン音楽監督。
参照:①シェリブールの雨傘 ②ひまわり