信州・上州湯めぐり路の帰り道は高崎を通る。高崎といったら、先頃
世界産業遺産に指定された「富岡製糸場」が思い浮かぶ。早速、上越
新幹線で高崎駅に降り立ち、上信電鉄に乗り換え上州富岡駅を目指す。
車両:乗車したのはデハ200型(150人乗) 最速85㌔毎時 出力100KW
映像:信州・上州最終宿泊地猿ヶ京ホテルの男子浴室 2016.11.21
信州・上州湯探査も最終局面となる。最後の温泉地は水上温泉郷の
一角、猿ヶ京温泉。この温泉地はダム底に沈んだ温泉街を再現した
もので首都圏の水ガメとしての上州の一面を物語る貴重な温泉地だ。
【Data】含芒硝ー石膏泉 55.5℃ PH7.6 源泉:猿ヶ京温泉 毎分600ℓ
≪Mémoire:La Stasion 芦野公園駅(五所川原市金木町芦野公園)2017.5.3≫
北国の春を実感するのが昔懐かしい金木町の芦野公園さくらまつり。
屋台、地域民、津軽弁、桜の湖沼などなどローカル色豊かな観桜会。
そんな祭を盛り上げるのがこれ又レトロなメロス号が止まる停車場。
記録:映像の気動車は鉄ちゃん垂涎の新潟鐵工所製造津軽21形気動車
映像:目乃湯紫山楼露天風呂に温泉医学の雄A・Y先生(左)と入浴。
長野の友人が案内してくれたのが日本でも有数の目之湯紫山楼。
友人の手配で休みにも関わらずお宿の女将が待っていてくれた。
この日入浴客は私達だけだ。信州湯処浅間温泉の薬湯に浸かる。
【Data】単純温泉 49.1℃ PH8.8 源泉:山田2号源泉、4号源泉、
大下源泉、東北源泉の混合泉
参照:本物の名湯ベスト100‐80浅間温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
法師温泉に限らず、明治時代の温泉地は当時の上流階級の遊楽の場である。
そこでこれ又上流社会の遊び歌会が開催され当時第一人者の与謝野晶子が
招かれた。その足跡がこの歌碑。この様な歌碑が全国各地の温泉地にある。
碑文:『草まくら 手枕に似じ 借らざらん
山のいでゆの 丸太のまくら』 (晶子)
歌意:旅の宿、いで湯に入れば、ついつい湯心よく木枕で寝湯する
解釈:当時法師温泉は晶子にとっては遠い山国の里、そこで歌会を
開催し投宿した。気持ち良い湯殿で疲れもあり用意された丸
太状の木枕に寝込んでしまった。現代でいうトド寝である。
参照#📚湯原温泉与謝野晶子歌碑 📚洞爺湖温泉与謝野夫妻歌碑
📚与謝野晶子(官能・情熱歌人)探訪紀行