ジャジャ~ン! 稀少75エボルツォーネはカッコイイ
厳密に言いますと新着入庫ではなく新着入庫予定であります。
オーナー様にご足労を頂き本日査定させて頂きました。
賢明な読者であればこの75は果たして本物なのか、はたまたエボ仕様なのか気になるところでしょう。
又、エボ仕様であればベースはTSかV6かも気になるところでしょう。
黒はモールと同色でシンプル ロナールアロイは今や稀少品
正解を申しますとベースは89年式75ミラノでA/TをM/Tに換装しています。
外装も同時にエボキットでモディファイされました。
モディファイは最近ではなく10年も前ですがオーナー様は今までずっと日常の足として使用されてきました。
一点、この個体で驚いた箇所があります。
ガビ~ン!w この羽根(スポイラー)は何ダス~インダス川?
Drは知りませんでしたがあのImsa仕様のスポイラーだそうです。
かなり反ってますネw カーボン製で出来は悪くない
Drは思わず暴走族に絡まれたりしませんかとオーナー様に聞きましたがそれは無いそうです(笑)。
これでFtスポイラーがもっと出っ張ってたらちょっと間違えそうですが 。
それはともかくたいへん良くメンテされておりオーナー様はこの75でどこへ行くにも不自由はないそうです。
ベースが良かったのか、はたまたモディファイした料理人が良かったかというところですがそれは10年も前のことであります。
本当のところは現オーナー様の愛情が行き届いていたからに他なりません!。
オーナー様は何台もアルファを乗り継いだエンスーであります。
インテリアは基本的にノーマル
シートはミラノでなくTS用にコンバートしてあります。
むしろ何か社外のスポーツシートに交換するのも良いでしょう。
比較的コンディションの良いインテリアです。
この75エボ仕様の存在はDrも知っておりました。
Drは直接販売した訳ではありませんがモディファイされたのはあのPF(プロフェッサーF)氏でありました。
しかし、よくよくPF氏に聞いたらベースはDrから買ったはずと言われました。
つまりこの個体もDrとPF氏の合作と言えないことはありません。
(ビューティペアかも?)
マフラーはマルミッタANSA
当時ミラノA/TをM/Tにモディファイするのが一部で流行りました。
結構なコストが必要で少なくとも三桁万円くらい必要でしたw。
通常は75TSのトランスミッションに換装ですがこの個体に関しては本物の75V6用ミッションが使われてるようです。
従って改造版でなく純粋MT仕様でもまかり通ると思います。
余談ですがこの75V6のエクゾースト音をあのGTV6の咆哮に出来ないかと挑戦した人は多いのです。
しかし、それがなかなか出来ないのですよ川崎さん。
考えて見て下さい。
エンジン本体は基本的にGTV6も75V6も同じなんです。
本家GTV6のエンジンはミラノも同じ?
確かに排気系は少し違うかもしれませんがDrの輸入した75V6QVは触媒以外はGTV6とほぼ同じです。
カムシャフトは少々異なりますがUS仕様の触媒付GTV6は立派にあの咆哮が聞けるという事実をDrは知っております。
それじゃ~なんであの咆哮が聞けないのか頭が貝割れ大根になるでしょうw。
ほとんどのチャレンジャーは排気系をモディファイして落胆したのです。
Drもご多分に漏れませんでしたw。
PF氏が回答をくれました。
デストリビューターが違うからだそうです!!。
つまりミラノ(75V6全て)の電子進角に対してGTV6は従来の機械式進角で進角の特性が違うということです、
よって、アクセル踏み始めの進角具合であの咆哮の有無が決まってしまうそうです。
更にECU(コンピューター)もGTV6用にするのがBestということです。
まさに意外な事実としか言いようがありません。
早速、Drは入庫したらこの75エボ仕様に在庫車のGTV6デスを取り付けて実験してみようと思います。
それにしてもPF氏恐るべしですネ。
今日からショップの技術顧問に就任して貰いましょう(笑)。