Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
個別連絡は075-934-0282までお願いします。

クラッチO/Hはシビアの巻w  続編

2010-07-02 22:09:49 | 修理日記

やっと降ろせる状態


前編では先ずミッションを外すのに上から下から横からと邪魔な物体を全て外す必要があることを説明しました。

エンジンとミッションは一体に接合されていますからミッションだけを外すとエンジン本体はブランブランになってしまいそれを支えるツールも必要です。


Wサポートで慎重に外す


ミッションを一人で支えることは不可能ですからこのように専用ツールの助けを借りてソロソロと抜き出します。

リフトを使用せずにいわゆる馬で上げてすることも可能ですが作業性は悪いでしょう。


やっと現れたクラッチASSY


この状態になれば後は簡単です。

ボルト止めしてあるクラッチASSYを外して新品に交換するだけです。


かなり摩耗しているクラッチディスク


作業が大変なので通常はディスク、B/gにプレッシャープレートの三点をセット交換します。

どれか一つをケチると後で同じ作業を強いられますから返って高くつくからです。

クラッチの寿命は乗り方に寄りますが7~10万km前後が目安でしょう。

又、滑りがなくてもかなり踏力が必要(重い)であったりジャダー気味の症状は交換間近ということです。

以上、マニュアル車の消耗品であるクラッチの交換作業がいかに大変かをご理解頂けたでしょうか?。(特にFF方式の場合)

作業工賃はそれなりに頂きまっせ~w(笑)。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする