近所の土手を試走の図
商売柄、無数のイタ車に乗りました。
それでも、NEWモデルの乗り味はとても気になります。
最近のイタ物はようやく細部の設計や品質が向上しました。
このデルタマルチもそんな期待を込めて乗ってみました。
1,368cc DOHC16V Turbo Multi Air 140PS/5,000rpm 23.4kgm/1,750rpm
先代の1.4マルチジェット(150PS)と比較すると10PSダウンですが、特に体感上は感じませんでした。
ごちらかいうと、よりマイルドに扱いやすくなった気がします。
通常のスロットルバルブが無く、バルブで制御しているという実感はありません。
強いて言うなら、バルブコントロールのほうがよりスムーズだと思ったのは気のせいでしょうか?。
6速マニュアルがデフォルト
総体的にマルチエアーエンジンは特にインパクトは無い物の、低速域から高速域まで使い勝手の良いエンジンです。
ターボの効きもスムーズで違和感はありましぇん。
マニュアルシフトとクラッチは言うまでもなく、軽くスムーズであります。
これは、最近のアルファ、フィアットとも共通の美点であります。
6速までも必要かとも思いましたが、少なくとも燃費にはプラスでしょう。
参考までにL/100kmの燃費はマルチジェット1.4(150PS)よりも10%以上向上している上に、エミッションは逆に30%くらいダウンしてるそうです。
電動パワステ切り替えSW
ノーマルモードでも特に重くはなかったのですが、CITYモードでは異常に軽くなりました。(パーキングスピード)
しかし、速度を上げると徐々に重くなったので速度感応していると思われます。
個人的にはCITYは不要かと思いました。
スタート&ストップ選択SW
こちらは、かってMitoや500ツインエアーで経験済みです。
7.5J-18+225/40
18インチ扁平は乗り心地が心配でしたが、問題なくしなやかと言え、杞憂に終わりました。
ここ最近でイタ車の成長の一番は、この乗り心地の向上じゃないでしょうか。
むしろ、17インチにも関わらず直近で乗った1.8Diターボ200PSのほうが固く感じました。
その理由は最上級EXCUTIVEにはアクティブサスなるものが標準装備されてました。
Lancia Delta Reactive Suspension System [ITA]
↑で理解しようと注視してみましたが、頭貝割れ大根になるだけで、いまいち意味不明ですね。
ただ、このアクティブサスもアタリがついたのか、徐々に違和感がなくなりましたから不思議です。
この1.4マルチエアーはマニュアルシフト派の人にはお勧めできるアイテムです。
今までのLANCIAから言えば完成度は高いと言えましょう。
後は信頼性が気になるところです。
マルチエアーに関しては全くの未知数です。
Drのショップでは\3,200,000~(税込)よりこの1.4マルチエアーを販売します。
お財布に優しいと思いませんか?