Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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長き不動のジャガー420を検証

2014-05-16 10:36:57 | 修理日記

復活を掛けてメンテ開始!

ジャガーマニアの常連様は乗るでもなし、レストアするでもなしと少々変わった癖を
お持ちですw。

ひたすら倉庫にて動態ならぬ静態保存がお好きなようです。

今回は異例の運びで、重い腰をあげて、動くようにしてくれと指令されました。

クルマは動かさないと、各部が固着したり、錆びたりと、修復するのに大きな出費が
嵩むことになります。

この15年は不動であったジャガーを検証してみましょう。


エンジンはもちろん不動

通常、保管状態が余程悪くない限り、エンジン本体は大丈夫ですが、点火系と燃料系統は
先ずOUTです。


ガソリンの電磁ポンプ

不動でしたが、分解して接点を磨いたら、復活しました。

ガソリンは腐って異臭がするのは、不動車の定番です。

懸案のガソリンタンク内の腐食は覗けないので、何とも言えませんが、燃料フィルター
で判断するなら使えるかもしれません。

点火系は旧式なコンタクトポイント式ですが、火は飛んでます。


穴の開いたエキゾーストパイプ

水が溜まって腐食させたのでしょう。


腐り落ちたマフラー


こちらもズルボロに 

この年代のマフラーは消耗部品ですが、乗らなくてもダメになるという証明ダス。

冷却系も放置は錆びたりと崩御する場合があります。


サブタンクからの錆

まさに砂のようにジャラジャラと出て来ました。

ラジエター内部も詰まってる可能性があり、新品交換かOHですが、ほぼ新製する必要が
あるでしょう。

その他、未検証ですが、ウオーターポンプやダイナモのB/gなどもベルトの張りが災い
して、ガタガタになってる可能性もあります。


ジャガーの定番インボードディスクブレーキ

ブレーキのピストンは長年放置で錆びて不動の場合が多いです。

この個体は、何とか作動してるようですが、O/Hか交換を強いられるかもしれません。


クラッチレリーズシリンダーは崩御

要交換またはシリンダー内部が綺麗ならO/Hでも良いかもしれません。


電気チョーク付SUキャブ

キャブレターも放置では、内部でガソリンが流れませんから、固着したりしてして
要O/Hです。


以上、ジャガー420のサワリをお伝えしましたが、何点かパーツが必要です。

ところが、アルファのようにパーツが見当たりません 

このままでは作業が進みませんので、やむなくパーツ探しの旅に出かけました!?。


続く

























コメント (1)
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