衝動買いしたW204は一級品?
MB(メルセデスベンツ)らしからぬMBであったW204を足使いして評価してみた。
やはりチョイ乗りとは少々違う評価になったのであ~る。
先ず、この一世代前のCクラスの位置づけを検証する。
いわゆる5ナンバー規格(実際は3ナンバー)の比較的コンパクトなサルーンは排気量が2L以下の経済的とも言える
モデルである。
MBしてるFtマスク
最新型のグリルに大きな3ポイントスターをあしらったモデルと較べるとW204はクラシカルなイメージである。
AG(アバンギャルド)でなくエレガンス 4,595X1,770X1,440
敢えて選んだのがAGでなくエレガンスというややマイルドなグレードであるが、チョイ乗りした個体が同じエレガンスで
極めてしなやかなサスであったからである。
経験的にゴツゴツ感のするAGは避けたかったのである。
意外にAGとこのエレガンスの新車価格は、ほぼ同じで、決してエレガンスがプアーマンズAGではないのである!。
好感のもてるスタイリング
機能的なインテリア
許容範囲の後席スペース
狭すぎず広すぎというか、このクラスとしては評価出来る。
機能的なインパネ 実はナビ付?
色気はないが、MBとしての質感は最小限保っているところであろう。
理想のカーナビ?
メーカー純正のリトラクタブル仕様である。
使用しないときは畳んでおけば邪魔にならないし、ポップアップ時も邪魔にならない配置である。
しかし、メーカー純正ゆえに拡張性はないのと、ノンタッチパネルは使い辛いと言える 。
意外に速い!
実はMBらしからず吹き上がるエンジンにいたく感銘したDrであったが、もう少し乗り込んでみると、評価は少々
違うようになった。
1.8L 184PS/5,250rpm 27.5kgm/4,600rpm
ダウンサイジジング+ターボ+直墳にエンジンの挙動が少々違和感があるのである。
それは、FIAT500ツインエアーとかなり似ているのであ~る!。
あの、遅いようで速いという異次元の加速感、アンダーパワー/トルクのようで、実際はパワフルだという感覚である。
速いと言うのは実際に加速すると、お隣のクルマを即効リード出来る実力である。
高速道路も結構速くて、100km/hは5速の2,000rpmで余裕のヨッちゃんであった! 。
このMBのブルーエフィシャンシーのコンセプトを理解する必要がある。
ダウンサイジングであってもよりハイパワー&トルクで燃費もCO2排出も少ないと言う良いとこだらけなのである!。
しかし、Drはよりプログレッシブな加速感の大きな排気量のフィールを好むのであるw。
それはあくまでも個人的な嗜好であって、大多数の方には良いとこだらけのブルーエフィシャンシーをお奨めしたい 。
現実的にはこのエンジンに慣れれば、結構活発な走りを楽しめる。
おそらく、かって体験した、どのMBよりもファンツードライブと言っても過言じゃないだろう。
町内会長の図?
操縦性は弱アンダーの見本でNP、乗り心地は16インチの恩恵もあり、しなやかで優秀である。
全体評価は良くも悪くもMBらしからぬW204というだろうか。
美点はMBらしからず軽快感であるが、裏を返せばやや国産チックな薄ぺらさも無くは無い。
しかし、実用車としては良く出来た固体だし、買って損の無いモデルだろう。
冬場のみの評価であるが、空調は素晴らしく優秀であり、オートACの適温設定で車内は極めて快適であったことを
付記しよう。
もう少し乗って、商品車デビューの予定ですが、欲しい方が居れば即売も吝かではありません(笑)。