Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
個別連絡は075-934-0282までお願いします。

101X2

2016-02-17 10:45:24 | 修理日記

一見さんいらっしゃ~い 

嫌ほど扱った105シリーズほど手馴れておりませんが、今回は軽メンテということでお預かりしました。

比較的最近購入されたようで、出所は関東の某専門店のようです 


1961y ジュリエッタスプリント                   綺麗なボディ


レストア済室内


好調のエンジン

スロットルの戻りガ悪いようですが、乗れ無くはない範囲でした。

Drチェックでは、キャブ側からのオイル漏れが結構多かったです。

ちなみにエンジンはOH済みだそうです。

オーナー様はギア鳴りを訴えられましたが、101のシンクロ(当時物純正品)は驚くほど高価です 

今回はたいそうな修理はスルーということで、売上げは少ない代わりに気楽だと言えます(笑)。



オイル消費過多修理中の101SPIDER

ことらは例の西川氏のSPIDERで、すでにシリンダーヘッドを外しました。


バルブ廻りを分解中

すでにO/Hしてあり、比較的綺麗なエンジンですから、ここまで分解したのが良いのか悩むところです。

もし、バルブシールの硬化とかであれば、ヘッドは載せたままでも作業は可能ですからネ。

しかし、個人的にはあんまし好きではない作業には違いありません。


バルブシール装着済(汗)

製作者は気の効く人だったのでしょう、ご丁寧にエキゾーストにもシールを入れてくれてますね。

そうであれば、原因追求に悩むことになるのです。

ところが、意外な事実が判明しました。


ガビ~ン!                    インテークはシール無しw

給排気を逆に組んでることになり、肝心な吸気側はシールレス仕様のガイドが組んでありました。

普通は有り得ない誤作業です。

内燃機屋が間違えたのか、そうであっても製作者が気づくはずです。

もしかしたら、内燃機屋に全ての作業を丸投げする業者もありますから、組み立て済みで来たら再分解しない
限り闇に葬られます。

Drにとっては、原因が明白になりました。

バルブ廻りのガタは最小限のようで、インテークのみガイドをシールタイプに打ち換えれば最小限の作業で
済むと思います。

ガイド交換作業は内燃機屋にて進行中ですが、最終組み立ては自社にて作業します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする