
ズリアガレージにて
若干思案したものの、よりオリジナルなコンディションにするべく、意を決してエンジンをO/Hすることに
しました。
もちろん無闇にするわけでもなく、過大なブローバイガスと本来(新車時)のエンジンパワーではないから
というのが正当な理由です。

タイミングカバーを外した図
タイミングベルトは綺麗でしたので、比較的最近交換してるのでしょう。
テンショナーは原始的な機械式で、張り終えてからロックするのを忘れると即バルブクラッシュしますので
忘れてはいけません


段つき磨耗発覚
想定内でしたが、やはりシリンダーに磨耗が見られ、ピストンヘッドを揺すると少々ガタつきます。
こちらは、オーバーサイズのピストンに交換して、ボーリングすることになります。
アルファばかりなら、ボーリング作業とは無縁なので、懐かしい作業となります


シリンダーヘッド分解の図
FIATのDOHCエンジンはヘッド本体とカムシャフトのバケット部に分割されます。
バケット下部のG/Kからよくオイル漏れしますので、組み立ては要注意です。

シートリングはこんなもの?
バルブステムの気になるガタは、過度ではないものの、それなりにはありました。
どちらにしても、バルブ(ガイド)は全交換して完璧にしたいところです。
一点気になったのが、バルステム径が吸気と排気で異なることでした。
記憶によると、同じ径ではなかったかと思いました。

採用予定の新品ヘッド
案の定、こちらはステム内径が同じでしたから、バルブステム径は同じと言うことになります。
同じ124の1.4と1.6のヘッドは共通なんですが、ツインキャブモデルが異なるのか不明です。
こちらは、調査して報告したいと思います。

ボディは塗装屋に
エンジンレスで、ボディのレストア作業に入りました。
エンジンルームはもっと綺麗にしたいと言う欲が出るから困ります。
一連のレストア作業は、趣味か仕事かと問われたら両方と言うことになるでしょう(笑)。
(続く)