ブログネタを求めて三千里?
工場で時折見るクラッチのオーバーホールですが・・
クラッチディスクの溝がほとんどないくらいまで摩耗し、分解整備途中で完全に分離してしまった図
(本来はリベットで連結されている。つまりリベットの頭が削られるくらいまで減っていた・・)
ダイヤフラムスプリングの爪先もかなり摩耗の跡が・・
こちらは新品の図
この説明をメカニックから聞いていたときに、(症状として)”クラッチが重かった。”ということを聞き
質問しました。
ワタクシ 「なぜ重たくなるんですか?」
長老メカニック 「それは(ダイヤフラムスプリングの)爪が起きてくるからザンス・・」
ワタクシ「なぜ爪が起きてくるんですか?」
長老メカニック「それは、クラッチディスクが摩耗するからでゴンス・・」
わかったようなわからないような・・
もっと突っ込んで聞こうかなと思いましたが、
あまり作業の邪魔もしてはいけないと思い、あとで自分で調べることに・・
調べておおよそわかりました。まずダイヤフラムスプリングの機能を理解してないとだめですね
ダイヤフラムスプリングは真ん中を押すと周辺が逆に出てくる仕組みなんですね
次の動画はブログに掲載したことがあると思うけれど、この中でわかりやすい説明があります。
(2:50辺りから、ダイヤフラムスプリングの説明があります。)
クラッチの仕組みとは?
そして、こちらのサイトの中にある断面図がわかりやすいです。
右下の背景が薄い黄色の図を御覧ください。(プッシュタイプクラッチの方)
”クラッチディスクが減ってくると、ダイヤフラムスプリングの爪が起きてくる。その結果、重たくなっていく”
ということが理解でき少し賢くなりました。
それにしてもクラッチの構造を最初に考えた人、このわかりやすいCGを作った人、スゴイですね~(感謝!)