前回ブログの質問の答えは、ガラスの傷に対して埋めた樹脂を紫外線で固めている作業でした。
ウインドウリペアの技術はもともとアメリカから来たもので、30年以上のキャリアを持つ業者さんは
始めた当時はノウハウも乏しく傷の入ったガラスを譲ってもらって、よりよい方法を試行錯誤したそうです。
写真が前後しますが、傷口への樹脂の注入作業 丸い虫眼鏡のようなものは鏡で、裏からも傷口を見るためのもの
鬼太郎の目玉おやじが逆さ吊りになっているわけではありません・・
見えにくいですが、テープを貼って面を合わせる作業をしています。多少を圧を掛ける意味もあるとか・・
場合によっては、注入器を用います。ですが入れる樹脂は少ない方がきれいに仕上がるとか。難しいですね
紫外線で表面を硬化させたあとスクレーパで余分な箇所を除く作業
このあと写真はありませんがコンパウンドで表面を磨いて、透明感を出します。
シトロエンZXにのっていたころ阪神高速で、たしかトラックに抜かれたか追い抜いたときなのか詳しくは忘れましが、小石が飛んできて、ピシッという音がしてフロントガラスに傷が入りました。
一瞬の出来事でした。(狙撃されたのかなと思いましたよ。汗;)その後、傷が段々広がってきて、フロントガラスを交換するはめになりました。10万円以上かかってホントに腹ただしかったです。
仮に車両保険に入っていてそれを使えたとして、等級が下がるみたいですね・・
このこと業者さんに話すと
「(砂利などを運んでいそうな)建築土木関連のトラックの後ろにはつかないこと」・・
ということですね。
似た話で、学生の頃友人とドライブしてて今にも崩れ落ちてきそうな建築廃材を積んだトラックが前に来たことがありました。
「かなんな~、追い抜いてしまおうか」とつぶやいたワタクシ
「間に別の車を入れてしまおう」と友人
「なんちゅう発想や~」とあきれた記憶があります・・
でもたしかに飛び石の場合は多少距離を開けても、効果が薄い気がするので有効な方法かも・・
いやいや、やっぱり他を犠牲にするのはダメですよね~
ちなみにその友人、今は東京で牧師やっているんですが・・ アーメン?
もっとも今のフロントガラスは合わせガラス(2枚のガラスが樹脂膜を挟んでいる)で、その昔、強化ガラスだったころに比べて傷がつきやすくなったらしいです。
強化ガラスは少しでも傷が入るとガラス全体に蜘蛛の巣のようにヒビが入って視界が確保されずに危険だということで、今の合わせガラスに変わった歴史があるとのこと・・
調べてみると、それ以外に事故時にガラス破片が飛散して人を傷つけ恐れがある、またドライバーが外に飛び出ることを防止する意味もあったようです。
もしフロントガラスに飛び石で傷が入ったらどうしたら良いか?
放置しておくと、傷口から不純物が入り込みきれいに直せなくなる恐れがあるそうです。
そのためすぐに直さない場合は、テープを貼っておくとイイとのことです。
その他、傷が入ったままだと例えば冬場に凍結したガラスに対してお湯をかけてしまった場合の急激な温度変化や、気密の高いクルマの場合、ドアを締めたときに内圧でフロントガラスが割れてしまったりすることがあるそうなので、要注意ですね~