復活を掛けてメンテ開始!
ジャガーマニアの常連様は乗るでもなし、レストアするでもなしと少々変わった
お持ちですw。
ひたすら倉庫にて動態ならぬ静態保存がお好きなようです。
今回は異例の運びで、重い腰をあげて、動くようにしてくれと指令されました。
クルマは動かさないと、各部が固着したり、錆びたりと、修復するのに大きな出費が
嵩むことになります。
この15年は不動であったジャガーを検証してみましょう。
エンジンはもちろん不動
通常、保管状態が余程悪くない限り、エンジン本体は大丈夫ですが、点火系と燃料系統は
先ずOUTです。
ガソリンの電磁ポンプ
不動でしたが、分解して接点を磨いたら、復活しました。
ガソリンは腐って異臭がするのは、不動車の定番です。
懸案のガソリンタンク内の腐食は覗けないので、何とも言えませんが、燃料フィルター
で判断するなら使えるかもしれません。
点火系は旧式なコンタクトポイント式ですが、火は飛んでます。
穴の開いたエキゾーストパイプ
水が溜まって腐食させたのでしょう。
腐り落ちたマフラー
こちらもズルボロに
この年代のマフラーは消耗部品ですが、乗らなくてもダメになるという証明ダス。
冷却系も放置は錆びたりと崩御する場合があります。
サブタンクからの錆
まさに砂のようにジャラジャラと出て来ました。
ラジエター内部も詰まってる可能性があり、新品交換かOHですが、ほぼ新製する必要が
あるでしょう。
その他、未検証ですが、ウオーターポンプやダイナモのB/gなどもベルトの張りが災い
して、ガタガタになってる可能性もあります。
ジャガーの定番インボードディスクブレーキ
ブレーキのピストンは長年放置で錆びて不動の場合が多いです。
この個体は、何とか作動してるようですが、O/Hか交換を強いられるかもしれません。
クラッチレリーズシリンダーは崩御
要交換またはシリンダー内部が綺麗ならO/Hでも良いかもしれません。
電気チョーク付SUキャブ
キャブレターも放置では、内部でガソリンが流れませんから、固着したりしてして
要O/Hです。
以上、ジャガー420のサワリをお伝えしましたが、何点かパーツが必要です。
ところが、アルファのようにパーツが見当たりません 。
このままでは作業が進みませんので、やむなくパーツ探しの旅に出かけました!?。
(続く)