
国産人気車 プライバシー尊重の図w
通常下取りした国産車は店頭販売しないから、AAや専業者に転売する。
この個体は人気かつ、走行距離も
4.5万kmと比較的少ない上に
最上級グレードであることから、AAで高値を期待出来たのであ~る。
下取りしたユーザー様からは、頑張って高値で下取りしましたとPRするものの、更に高値を
期待するDrが居たのである

。
AA出品当日に、関係者からTELがあった。
もしかしたら、売切り額の調整かと思ったが・・

ガビ~ン! 最悪の事態ダス
現在の走行距離は4.5万kmであるが、平成24年12月の某AAにて、この個体の出品歴が
あったのである。

19万km→4.5万km改竄
走行管理システムという団体が過去のAA歴のデーターを保有している。
よって、過去にAA出品歴のある個体は、全て誤魔化せないのである。
メーター改竄出品は高値期待どころか、ペナルティ物である。
当然かのような事態では、疑惑は出品者のDrに掛かる。
仕入先等を全て明確にして、疑惑を晴らす必要がある。
この場合の仕入先は、下取りした一般ユーザー様である。
どこから見ても、一般ユーザー様はそのような怪しい方ではなく、善意の第三者であると
思われた。
早速、ユーザー様に確認したら、ネットオークションで購入されたとのことであった

。
出品者はブローカーまがいで怪しかったそうである。
案の定という結果である。
この個体は24年12月のAAで落札されて、翌年25年1月にメーター改竄されて、ネット上で
販売された。
更に驚いたことに、ユーザー様購入時の積算計は
2.4万kmだったそうである!。
193,000km→24,000km
えげつない改竄である

。
ユーザー様は諦めムードで、過去のデーターは無いと言われた。
早い話が、泣き寝入りだが、現在はネット売買のメーター改竄が問題視されており、先日も
逮捕された業者が居る。

ネット売買はブラック市場か?
ネットでは、いまだに走行不明やノークレームといった理不尽さがまかりまかり通っている。
悪質業者が業者AAにて、過走行車を格安にGETして、メーター改竄してネットに出品する
わけだ。
この個体はとても20数万kmには見えなかったが、一つ怪しかったのは、整備手帳が抜いて
あったことだ。
メーター改竄車は前歴を消す為に、全て記録を抹殺するのである。
(逆に怪しいと言えるのだがw)
店舗も無く、HNだけでどこの誰かも不明なネット購入は危険である。
車両のコンディションも二級~三級品以下が殆どである。
表舞台で通らない価格であるからネット出品されるという大前提を忘れてはいけない!。
今回のユーザー様はまさに
安物買いの何とかになった被害者である。
本当に良い物は高価であるというのが常識なのである。
全てのネット購入を否定するものではないが、何割はこういうリスクを秘めていることを
言いたい。
次回は国内市場におけるメーター改竄の歴史をレクチャーする。(秘密)
題して・・
誰も書かなかったメーター改竄の真実
もしかしたら、業界暴露本になるかも

。
(続く)