Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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FIAT141 PAND 最終型入庫!

2016-06-02 09:17:39 | 新着入庫

2002y FIAT PANDA 1.1 HOBBY 11.1万km 検査29/9

久しぶりに買い付けました141パンダをご紹介します。

141パンダも旧車バブルの煽りを受けて、一時は結構な相場になったようです。

個人的に相場の高騰は、コンディションとのバランスが大きく崩れて、買う値打ちのないものでした。

さすがに、法外な相場に手を出す人が居なかったのでしょう。

現在は少々落ちついたようです。


フルノーマルオリジナル

最終型1.1モデルは並行輸入車しか存在しません。

これ以前の正規輸入モデルは、流石に旧いこともあり、コンディションの良い個体は殆どありません。


上々のボディコンディション


先ず先ずのラゲッジ

この固体の走行距離は少なくはありませんが、141パンダは意外に多走行でもヤレが目立ちません。

裏を返せば、新車時より結構ガラガラ音がしたりと新車ぽくないのも141パンダですw。


綺麗なインテリア


同上


純正クーラー付                         後付の緑の時計は目障り 

インパネも基本的にはノーマルで好感が持てます。

オーディオは必然的に後付スタイルになりますが、箱はあれど抜かれてました。

今流で言うならオーディオレス仕様です(笑)。


マルチポイントインジェクション(最終型)

見た目の判別は難しいですが、最終型のみマルチに変更されました。


町内快走 

全般的に至って快調でした。

10万kmくらいでは全く衰えないエンジンは一生物と言って良いでしょう。

クーラーの効きは怪しかったですが、コンプレッサー(中国製)に問題があり、比較的よく壊れます 

すでに、何度か修理実績もありますので、壊れていても修復はNPです。


141パンダは二世代目の169型の出現で一時は底値でしたが、案の定逆転現象が起きました。

将来的にもコレクターズアイテム化することも吝かではありません。

そんなことより、この141パンダの魅力は旧い格好をしながらも、実用に使えるということです。

ミニなんかも同様ですが、141パンダは癖もなく乗り易いのが取り柄です。

この固体を買って、数年後に売却しても、査定ゼロはあり得ません。

旧車の雰囲気と実用性の両立に加えて値崩れ度も低いのです。

真の意味でお財布に優しいのが141パンダなんですネ!  (←うまいこと言いますネw)












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ジュリアの作業依頼

2016-06-01 10:32:07 | 雑記帳

1750GTV前期型                             RHD伊藤忠物?

地方の一見様より作業依頼を受けました。

今回の依頼事項は、全体的ではなく、部分作業です。

ある程度は、セルフで作業されるようで、アマチュアでは手に負えない箇所の依頼です。

この固体は、関東の専門店から元々出て、かなりのコンディションだったとのことですが、オーナーチェンジで
状態が悪くなったそうです。

現オーナー様は、比較的最近個人売買でGETされたそうです。


フロアパネル張替え

地面が丸見えまでは悪くないですが、明らかに穴が開いています。

市販の純正タイプのパネルで張替えします。(左右とも)

その他お決まりの、ラジエターサポート部やFtエプロン等も張り替えます。


改造されてるエプロンのマフラー出口

こちらはオリジナルの状態に戻します。


シートも張り替える

こちらも純正仕様が市販されており、内装屋に依頼して張替え作業をします。

ただし、かなりの難作業のようで、内装屋のコストはお安くはありません。

たぶん、クライエント様は過去の記事を参考にされたようです 


唯一のメカ修理          

お決まりのキャブマウント交換ですが、ショップオリジナルのアルミ純正仕様を指定して頂きました 

キャブを揺すると、明らかにエアーを吸ってるようですから、交換時期でありました。


その他、ちょっとこの固体を拝見して注目すべき箇所がありました。


ダッシュ割れナシ?!

パットみたところクラックは無いように見えました。

しかし、よ~く見るとビニールレザーが張ってあるのですネ!。(質感もGOOD)


メーター周りも上手く張ってある!

ビニールレザーで誤魔化してある固体はたくさん見ましたが、メーター周りの継ぎ接ぎが見苦しいのが一般的でした。

しかし、この固体の手法はシームレスの一枚張りという高等テクニックで驚きました!。

メーター間の凹み部分はどうしても剥がれてくるようですが、かって見た中ではbestと言える作業です。


オリジナルなエンジンルームですが・・


これは?                      オリジナルか否か?

違和感があるようで無いと言う不思議なパーツですw。

取り付けはピッタシとオリジナルと同じようです。

気になるので、調査したらどうも同じロッキード製で、一回り小型のミニ用のようです。

価格はたぶん半額以下ではないかということです。

大きさに拘らなければ、使えるパーツだと思います。

世の中何でも小型化でっせ~! 

ベルリーナなら小さすぎて少々違和感があるかもしれませんが、このクーペでは差ほどではありません。

ちなみに、サーボの効きは悪くありませんでした。


ジュリアのレストア店は他にもありますが、Drのショップを選んで頂いた理由は、ボディ、内装、メカと平均的?に
してくれるからだそうです。

確かに、創業時は多数のコンプリートを製作した実績はあるでしょう。

現在はジュリアに特化してるわけはありませんが、リクエストがあれば、もちろん張り切ってやりまっせ~! 





















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