家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

秋葉山から

2008-07-15 10:25:38 | Weblog
春野からの帰り道を変えてみた。

我が家は久保田林道に接している。

それを登っていくとスーパー林道に突き当たり、そこを海側に来ると秋葉山がある。

出発して5、6分の所に山から水が落ちている場所に出る。

この時期冷たい水に触るのは最高に気持ち良い。

1分も触っていられないほど冷たい。

思わず顔を洗ったり手を洗ったりした。

本当は「水の道を造りたい」というような童心に返っていたのだが後ろ髪を引かれる思いで、そこを離れた。

しばらく行くと鹿に出会った。

「今の見た?」妻に聞くと「お尻だけ見えた」と答えた。

車を右側に寄せて谷を見ると、さきほどの鹿が立ち止まってふり返っていた。

エンジンを止めて様子を見てみた。

鹿はキョトンとした顔をしてこちらを見ている。

手を振ってみた。

サッと谷に向かって駆け下りていった。

「とうとう見たね鹿」と言いながら車を走らせた。

すると今度は野ウサギがピョンピョンと跳ねて、やはり谷に消えていった。

スーパー林道まで登ってくると、流石に標高が1000メートル近くあるので涼しい。

だが車の通る量も多くなり野生動物には会えなくなる。

秋葉山には数台の車が止まっていた。

山の水や野生動物が身近に感じられて心が潤った。

下山して街のドワーっとした暑さの中に戻っても何故か清清しかった。