鉢植えしてあるブラックベリーがたわわに実った。
学校帰りの児童たちにつまみ食いされてはいけないと思い目の届く所に持って来た。
初めのうち赤かった実は次第に黒くなり、それに連れて酸味も減って甘くなる。
妻が手で摘み取ってきては食べさせてくれる。
ある日ブラックベリーのあたりで「バサバサ」という音が聞こえた。
見てみたが何も変わった様子は無い。
だが目を凝らして見てみれば何とヒヨドリが3羽もとまっていた。
あんなに大きな身体をしているのに細い枝にとまって実をつついている。
児童じゃなくてヒヨドリが来た。
ヒヨドリは何かの拍子に一斉に去っていった。
外に出てみると複数のブラックベリーが地面に落ちていた。
食べるなら一つを丸ごと食べればいいのに。
「食い散らかすなら食べるな」腹が立った。
それからはヒヨたちが来ると追い払うようにしている。
ところが外出から戻ると実が地面に落ちているので留守の間に奴らが来たことが分かる。
相変わらずぞんざいな食べ方だ。
「まったく!!親の顔を見てみたい」
学校帰りの児童たちにつまみ食いされてはいけないと思い目の届く所に持って来た。
初めのうち赤かった実は次第に黒くなり、それに連れて酸味も減って甘くなる。
妻が手で摘み取ってきては食べさせてくれる。
ある日ブラックベリーのあたりで「バサバサ」という音が聞こえた。
見てみたが何も変わった様子は無い。
だが目を凝らして見てみれば何とヒヨドリが3羽もとまっていた。
あんなに大きな身体をしているのに細い枝にとまって実をつついている。
児童じゃなくてヒヨドリが来た。
ヒヨドリは何かの拍子に一斉に去っていった。
外に出てみると複数のブラックベリーが地面に落ちていた。
食べるなら一つを丸ごと食べればいいのに。
「食い散らかすなら食べるな」腹が立った。
それからはヒヨたちが来ると追い払うようにしている。
ところが外出から戻ると実が地面に落ちているので留守の間に奴らが来たことが分かる。
相変わらずぞんざいな食べ方だ。
「まったく!!親の顔を見てみたい」