家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

あるラーメン屋

2008-07-27 10:11:14 | Weblog
春野に行く途中のあるラーメン屋に入った。

ほとんどの席が埋まっていたが食べている人が少ない。

これは手際が悪いかなと勘ぐったが、そうでもないようだった。

客は次々と入ってくる。

店員は空き席が無いと入り口近くの待ち席に着かせ注文だけを聞いておく。

それでもまだ来る客は外で待たせる。

私の横に座った夫婦はよく喋る。

店員の動きを、いちいち解説するしテレビの内容も。

見ていれば分かるから黙っていて欲しい。

私達がミソラーメンを食べていると
「ミソラーメンもいいなぁ。でもこの時期熱い物を食べる気にならないね」
と言う。

後から来た客の品が先に出たらしく
「やっぱり冷やしは遅いね」と言う。

早く口の中に何か入れて欲しいと心から願った。

やっと冷やし中華が来た。

やれやれ静かになると思ったが間違いだった。

口の中に一杯入れて「もぐもぐ。おいひいね」
「口の中に物を入れて喋るな」と母親に後頭部を叩かれなかったか?

やれ腰があるだのないだの「うるせえっ」つうの。

よーく喋る夫婦は浅はかで下品であった。

外に出るとモワーっとした暑さが瞬時に服の中まで浸透した。

だがあのお喋りにさらされているよりは、まだましだと感じた。