サイトーキネンオーケストラコンサートに行ってきた。
今回のメインはマーラーの「巨人」。
CDで聴くとき、いつも気が付くと曲が始まっていたので今回は、その出だしに注意して見ていた。
すると弦楽器の中にピッコロが1本だけ混じっている。
CDでは弦以外の音が聴こえたが、その答えを見つけた。
曲が進んでトランペットの音が小さく聴こえてくる。
トランペットを探したが見当たらない。
「でも確かに聴こえたよなー」と考えていると再びトランペットによるファンファーレが聞こえた。
しばらくするとトランペット3人が舞台に入ってきた。
つまり舞台外で吹いていたのだ。
これはマーラーの音に関する「こだわりだな」と感じた。
そのこだわりを感じながら聴き入っていると、ふと気になる演奏家が目に付いた。
トロンボーン奏者だ。
向かって右側にトロンボーンの席が4席あり、それぞれ活躍している。
ところが向かって左側のホルン席の横に1本だけトロンボーンの席があった。
しかも彼はトロンボーンを置いたままで持ちもしない。
彼がトロンボーンを手にしたのは終楽章の最後の最後だけであった。
ひたすら「終わり」を待って静かに出番を待っていたのだ。
やっと聴けた彼のトロンボーンの音は左側から聞こえるトロンボーン音として輝いていた。
私もひたすら彼の出番を待っていただけにフィナーレの華やかさは、また格別のものがあった。
今回の演奏も感情の極みを味わうことが出来た。
一年に一度良質な大感激をする。
これが私の贅沢。
今回のメインはマーラーの「巨人」。
CDで聴くとき、いつも気が付くと曲が始まっていたので今回は、その出だしに注意して見ていた。
すると弦楽器の中にピッコロが1本だけ混じっている。
CDでは弦以外の音が聴こえたが、その答えを見つけた。
曲が進んでトランペットの音が小さく聴こえてくる。
トランペットを探したが見当たらない。
「でも確かに聴こえたよなー」と考えていると再びトランペットによるファンファーレが聞こえた。
しばらくするとトランペット3人が舞台に入ってきた。
つまり舞台外で吹いていたのだ。
これはマーラーの音に関する「こだわりだな」と感じた。
そのこだわりを感じながら聴き入っていると、ふと気になる演奏家が目に付いた。
トロンボーン奏者だ。
向かって右側にトロンボーンの席が4席あり、それぞれ活躍している。
ところが向かって左側のホルン席の横に1本だけトロンボーンの席があった。
しかも彼はトロンボーンを置いたままで持ちもしない。
彼がトロンボーンを手にしたのは終楽章の最後の最後だけであった。
ひたすら「終わり」を待って静かに出番を待っていたのだ。
やっと聴けた彼のトロンボーンの音は左側から聞こえるトロンボーン音として輝いていた。
私もひたすら彼の出番を待っていただけにフィナーレの華やかさは、また格別のものがあった。
今回の演奏も感情の極みを味わうことが出来た。
一年に一度良質な大感激をする。
これが私の贅沢。