いつもなら「遊べ」としつこく言ってくる時間なのだが何も言って来ないので変だなとは思っていた。
私が2階に上がって行って、しばらくしたら寝室から出てきた。
窓の所に行って「開けて欲しい」という態度をした。
「窓 開けるの?」と言ってそちらに行きかけた。
床に昼食で食べたチキンの骨が転がっていた。
「あれ?」と言っただけで麿君は私から遠い所を迂回して私の背後に回った。
「お前。やったの?」と静かに言った。
黙って部屋から出て行った。
骨は、そのままにしておいた。
本を読んでいるとソーっと入ってきて骨を確認する。
首を長くして見ていた。
「うわあ!在るーっ」(これは麿君の代弁)
再び寝室に消えた。
私は本を読む。
しばらく沈黙の後そっと出てきて私の膝に入ろうとする。
「もういいの?」静かに、だが完全に怒った目をして。
「いいえ。まだです」(これも麿君の代弁)
寝室に消えていった。
妻が上がってきた。
事の次第を告げた。
寝室で聞いていたに違いない。
「まずいなー。まだ骨置いてあるし」(これも麿君の代弁)
妻は、そんな麿君がかわいくってしかたがない。
「だめでしょ」といいつつも「おいで」と呼ぶ。
私が2階に上がって行って、しばらくしたら寝室から出てきた。
窓の所に行って「開けて欲しい」という態度をした。
「窓 開けるの?」と言ってそちらに行きかけた。
床に昼食で食べたチキンの骨が転がっていた。
「あれ?」と言っただけで麿君は私から遠い所を迂回して私の背後に回った。
「お前。やったの?」と静かに言った。
黙って部屋から出て行った。
骨は、そのままにしておいた。
本を読んでいるとソーっと入ってきて骨を確認する。
首を長くして見ていた。
「うわあ!在るーっ」(これは麿君の代弁)
再び寝室に消えた。
私は本を読む。
しばらく沈黙の後そっと出てきて私の膝に入ろうとする。
「もういいの?」静かに、だが完全に怒った目をして。
「いいえ。まだです」(これも麿君の代弁)
寝室に消えていった。
妻が上がってきた。
事の次第を告げた。
寝室で聞いていたに違いない。
「まずいなー。まだ骨置いてあるし」(これも麿君の代弁)
妻は、そんな麿君がかわいくってしかたがない。
「だめでしょ」といいつつも「おいで」と呼ぶ。