家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

行燈その後

2009-06-13 07:12:37 | Weblog
結婚祝にあげた行燈のその後の様子が分かった。

寝室に置いて寝る前の電燈にしているらしい。

まあそのつもりで作ったのだし、それくらいしか使い道はないが。

それでも、とても喜んでくれているようだ。

灯すと自分の家ではないようになると報告してくれた。

読んだだけで、まるで新婚さんの寝室にお邪魔したようで少し気恥ずかしい。

その割りには、やはり私も初老。

「いらぬ想像をしてしまった」などとメールを返したりする。

石と焼き物で出来ているこの行燈は火事になっても残るほど強い物だ。

だが倒せば簡単に割れてしまう。

どこか人間関係としているような気がする。

行燈に空けられた穴から差し出る光のように外に出て相手を照らし、お互いにお互いを見つめ続けて欲しい。