家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

初ナメコ

2012-11-15 07:17:23 | Weblog
今年の1月に菌打ちしたナメコが遂に顔を見せた。

街路樹の桜の枝打ちした部分を頂いた物とY爺さんからもらった栗の木に菌を打った。

その内の栗の木に生った。

小さな小さなナメコだが、その小ささが帰って喜ばしく感じられた。

そっと原木から剥がす。

たいした抵抗も感じなく取れてくる。

大きすぎる竹製のザルに乗せる。

美しく艶やかだ。

愛おしく感じる。

だが同時に「食べたい」意欲が出てきた。

甲府で買ってきたナメコと一緒に汁にしてもらった。

甲府で買ってきたものはキノコ工場で作られた、いわば工業製品のような物。

一方私の作ったものは絶対売り物にならないほど小さく量が少ない。

だが食べてみると歯ごたえが全く違っている。

工場製は歯ごたえなし。

元気なコリコリ感は、やはり私の作った物の勝ち。

「あっ。また出てきた」

たまに出てくるしかないほど少ないが、それでもとても嬉しい。

極小生産者気取り。