2007年12月に山で木を切り倒し2008年5月に、その木を使って完成させた藤棚だが解体することにした。
当時と違うのは隣接するケヤキが大きくなったこと。
藤棚がケヤキの影でスッカリ覆われてしまうようになった。
棚に朝日は当たるが昼は木漏れ日しか射さない。
その結果棚用の木材が腐り始めた。
藤が木材に絡みつくから、よけいに乾くものも乾かなくなってしまう。
最も湿り気を含んだ木材にはキノコのような物が多数付着するようになった。
Y爺さんに見せると「壊すしかないなぁ」ということだった。
棚の解体方法を考えた。
現場でY爺さんに自分の考えた解体方法を告げてみた。
途中から私の話を聞いていないことが見て取れた。
Y爺さんは「ここと、ここを結んで。何でもいいわぇ。竹かなんかで。それでこれとこれを結んで・・・・・・」
なるほどなるほど私の方法などでは、うまくいくはずがない。
これなら一人で安全に解体できると確信した。
教わった通りに棚を竹と物干し竿で対角線状に縛って固定し更に2本ずつ固定した。
脚立に乗ってチェーンソーで上の木から切り始めた。
丸太は結構重くドーンと落ちる。
これに当たったら怪我するなぁと感じた。
支えになっている木を切ると棚はバランスを失い思い思いの方向に倒れたがる。
さすがにY爺さんに教わった通りに番線で固定しておいて助かった。
もうすぐ切り終えると思い始めた頃急にチェーンソーが切れなくなった。
音ばかりで食い込んでいかない。
無理やり回転を上げると煙が出るだけで切れ込んでいかない。
「そうだ。この丸太の固定には長いビスを使ったのだっけ」
ビスを切ってしまったソーチェーンは当然刃が欠けてしまい切れ味を損ねる。
しかたなく以前使っていたソーチェーンを装着し直して、なんとか切り終えた。
切り落とした丸太や藤を捨てて、きれいに掃くと、まるで初めから何もなかったかのように整然として見えた。
明るく静かな秋が残ったが春の藤の花は、もう望めない。
自分で作った棚だったが惜しくはない。
たぶんあの程度のものなら、すぐに造れると思うからだろう。
広くなった庭を楽しむとしよう。
当時と違うのは隣接するケヤキが大きくなったこと。
藤棚がケヤキの影でスッカリ覆われてしまうようになった。
棚に朝日は当たるが昼は木漏れ日しか射さない。
その結果棚用の木材が腐り始めた。
藤が木材に絡みつくから、よけいに乾くものも乾かなくなってしまう。
最も湿り気を含んだ木材にはキノコのような物が多数付着するようになった。
Y爺さんに見せると「壊すしかないなぁ」ということだった。
棚の解体方法を考えた。
現場でY爺さんに自分の考えた解体方法を告げてみた。
途中から私の話を聞いていないことが見て取れた。
Y爺さんは「ここと、ここを結んで。何でもいいわぇ。竹かなんかで。それでこれとこれを結んで・・・・・・」
なるほどなるほど私の方法などでは、うまくいくはずがない。
これなら一人で安全に解体できると確信した。
教わった通りに棚を竹と物干し竿で対角線状に縛って固定し更に2本ずつ固定した。
脚立に乗ってチェーンソーで上の木から切り始めた。
丸太は結構重くドーンと落ちる。
これに当たったら怪我するなぁと感じた。
支えになっている木を切ると棚はバランスを失い思い思いの方向に倒れたがる。
さすがにY爺さんに教わった通りに番線で固定しておいて助かった。
もうすぐ切り終えると思い始めた頃急にチェーンソーが切れなくなった。
音ばかりで食い込んでいかない。
無理やり回転を上げると煙が出るだけで切れ込んでいかない。
「そうだ。この丸太の固定には長いビスを使ったのだっけ」
ビスを切ってしまったソーチェーンは当然刃が欠けてしまい切れ味を損ねる。
しかたなく以前使っていたソーチェーンを装着し直して、なんとか切り終えた。
切り落とした丸太や藤を捨てて、きれいに掃くと、まるで初めから何もなかったかのように整然として見えた。
明るく静かな秋が残ったが春の藤の花は、もう望めない。
自分で作った棚だったが惜しくはない。
たぶんあの程度のものなら、すぐに造れると思うからだろう。
広くなった庭を楽しむとしよう。