前々からの疑問が解けた。
天竜川の堤防をよく車で走る。
あるとき模型のヘリコプターの胴体が逆さまになって飛んでいた。
普通上に上がるように回っている羽だから逆さまになったら重力に下向きの力がプラスしてあっという間に墜落するんじゃないの。
ところが、そのヘリコプターは逆さのまま上がったり下がったりを繰り返していた。
で、今回天竜川の堤防を車で走っていると「いたいた」。
一人の人がヘリコプターを操っていて、しかも変な向きに飛ばしている。
さっそく土手を降りて会いに行った。
「おはようございます。ちょっと教えてください」
とちょうどヘリコプターを下ろしたタイミングで話を聴くことができた。
「ヘリコプターが逆さになって飛ぶということはエンジンなりモーターなりを逆回転させているのですか」
彼は親切に模型のヘリコプターを見せながら説明してくれた。
ここにローターというものがあって、この羽の角度を調整することで上がる力を増したり逆の力を発生させたりすることができるのです。
なるほど子供の頃竹トンボを作るとき、その羽の角度によってよく飛ぶ竹トンボか飛ばない竹トンボかが分かれたことを思い出した。
それに羽を逆に取り付けると下向きに飛んでいってしまうことも経験している。
謎は解けた。
羽の角度をラジコンで調整することでいろいろな飛び方を選んでいたのだ。
彼はまた「こんな飛び方もできるのです」と言ってヘリコプターを持ち上げてお尻を下げた状態で飛ぶ様子を示してくれた。
「そうですか」と感心していると彼は電池残料を計測したあとに実際に飛ばしてくれた。
羽の回転が増えてくると音も大きくそして高くなってきて離陸前の緊張感と喜びが混ざり合ってドキドキしてきた。
そしてフワリと空中に浮かび上がったかと思うと全く予期せぬ方向に動く。
そして前かがみの姿勢をとり進む方向を決めたかのように前方に一気に飛び始めた。
だが次の瞬間先ほどの頭を上げて尻が下がったままの姿勢で自由気ままに浮遊し始めた。
まるで空中のボウフラに見えた。
そのまま上空に移動して戻ってきた時には逆さまになっていて、その状態のままホバリングして見せてくれた。
ピタッと空中で静止することもできる。
次は、まるで狂ったトンボのように空を駆け巡ったかと思うと落ち着いて戻ってきて静かに着地した。
謎が解けた喜びに今見た曲芸飛行が足されて有頂天となって車を走らせた。
努めて安全運転に留意したことは言うまでもない。
天竜川の堤防をよく車で走る。
あるとき模型のヘリコプターの胴体が逆さまになって飛んでいた。
普通上に上がるように回っている羽だから逆さまになったら重力に下向きの力がプラスしてあっという間に墜落するんじゃないの。
ところが、そのヘリコプターは逆さのまま上がったり下がったりを繰り返していた。
で、今回天竜川の堤防を車で走っていると「いたいた」。
一人の人がヘリコプターを操っていて、しかも変な向きに飛ばしている。
さっそく土手を降りて会いに行った。
「おはようございます。ちょっと教えてください」
とちょうどヘリコプターを下ろしたタイミングで話を聴くことができた。
「ヘリコプターが逆さになって飛ぶということはエンジンなりモーターなりを逆回転させているのですか」
彼は親切に模型のヘリコプターを見せながら説明してくれた。
ここにローターというものがあって、この羽の角度を調整することで上がる力を増したり逆の力を発生させたりすることができるのです。
なるほど子供の頃竹トンボを作るとき、その羽の角度によってよく飛ぶ竹トンボか飛ばない竹トンボかが分かれたことを思い出した。
それに羽を逆に取り付けると下向きに飛んでいってしまうことも経験している。
謎は解けた。
羽の角度をラジコンで調整することでいろいろな飛び方を選んでいたのだ。
彼はまた「こんな飛び方もできるのです」と言ってヘリコプターを持ち上げてお尻を下げた状態で飛ぶ様子を示してくれた。
「そうですか」と感心していると彼は電池残料を計測したあとに実際に飛ばしてくれた。
羽の回転が増えてくると音も大きくそして高くなってきて離陸前の緊張感と喜びが混ざり合ってドキドキしてきた。
そしてフワリと空中に浮かび上がったかと思うと全く予期せぬ方向に動く。
そして前かがみの姿勢をとり進む方向を決めたかのように前方に一気に飛び始めた。
だが次の瞬間先ほどの頭を上げて尻が下がったままの姿勢で自由気ままに浮遊し始めた。
まるで空中のボウフラに見えた。
そのまま上空に移動して戻ってきた時には逆さまになっていて、その状態のままホバリングして見せてくれた。
ピタッと空中で静止することもできる。
次は、まるで狂ったトンボのように空を駆け巡ったかと思うと落ち着いて戻ってきて静かに着地した。
謎が解けた喜びに今見た曲芸飛行が足されて有頂天となって車を走らせた。
努めて安全運転に留意したことは言うまでもない。